異業種転職

【回答例&実体験】理学療法士の異業種転職 面接マニュアル

一般企業の面接

リハ職が一般企業面接で聞かれること&実体験・対策

本記事にはプロモーションが含まれています

“一般企業の面接ってどんなこと聞かれるの?対策とかある?”

“どんな雰囲気?なんて答えたらいいのだろうか?”

リハビリテーション職としてキャリアを積まれて、そこから未経験の異業種である一般企業へ転職を考えている方も実は多いようです。

その転職の際に、ほとんどの方が不安になることが【面接】ではないでしょうか?

実は面接で聞かれることは事前に知ることができます。しかも無料で。
(本記事で詳細を記載していますのでぜひお楽しみに)

一方で対策をせずに、ぶっつけ本番的に面接を受けて「うまくいかない」と悩む方も多いです。

そこで今回は、

「理学療法士(または作業療法士、言語聴覚士)から未経験の異業種転職を行うにあたって不安がいっぱい…。特に面接ってどんな感じなのか気になる。」

という方に向けて、私自身の経験や周りの異業種転職を成功させた元リハビリテーション職の方々の話を参考に、質問されたことや面接で気を付けるべきこと、そして面接の対策方法について詳細に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、異業種転職の面接への不安は解消されるかと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。

 

この記事を書いた私は…

理学療法士
愛甲太樹
理学療法士
愛甲太樹
2009年に理学療法士免許取得。これまで多くの理学療法士の先輩、後輩はもちろん、同窓生のキャリアアップや転職を見てきました。また私自身、IT職種へ異業種転職を成功させた1人です。

理学療法士が異業種転職の面接で聞かれる質問実例

一般企業の面接の様子

早速、異業種への面接時に実際に質問されたことと、回答例をご紹介いたします。

ここに紹介している質問が全てではありませんが、各社おおよそ共通して聞かれたことを一覧にしてまとめてあります。

よく聞かれる質問は、おそらく今後あなた自身が異業種転職の面接の場面でも聞かれる可能性が非常に高いと思いますのでぜひ参考にして下さい。

一次面接編

一次面接では主に求人をかけている部署の主任・課長クラスの方が面接官になることが多いです。

ここで聞かれることは、自己紹介を中心に部署の他のメンバーと合うか否かを判断されることが多いです。

特に、理学療法士から未経験の異業種転職なのでスキル面よりも雰囲気や考え方がマッチするかどうかが判断基準になることが多いです。

一次面接の合否は通常1~2週間で通知されることがほとんどです。

一次面接のよくある質問例

■質問1:自己紹介をお願いします

《解答例》
改めまして私、(氏名)と申します。

私の経歴といたしましては、○○年に○○専門学校理学療法学科を卒業後に医療法人○○会 ○○クリニックリハビリテーション室に入職いたしました。

ここでは、整形外科疾患の入院患者のリハビリテーションを行っておりました。

特に手術後で歩行もままならない方が多く、少しでも早期に日常生活を取り戻すべく日々のリハビリテーションはもちろん、自分自身も学生時代以上に勉強に励み、それと同時に職域に関係なく院内の課題の抽出と、それの解決策に取り組むべく院内勉強会を主催してきました。

こういった取り組みを通して、さらに視野を広げるべく理学療法士という枠にとらわれずに仕事をしたいと思い今回応募させていただきました。

本日はどうかよろしくお願いいたします。

《ポイント》
職務経歴書をベースに深堀した話をするということが重要です。
また、理学療法士として複数の施設を経験しているのであれば、各施設で経験したことを詳細に伝えましょう。
また、必ずといっていいほどこの自己紹介の後には「なぜ異業種に?」といった質問が来ます。
なので、自己紹介時に軽くなぜ異業種転職を考えたのか、ということは話しておいても良いかと思います。

×NG例×
・名前、生年月日だけで終わらせる
・〇年に○○病院入職、〇年に退職
といったように、履歴書を見ればわかるようなことを話すだけでは、わざわざ自己紹介をする意味もありません。
面接官が聞きたいことは、経歴はもちろんそこでどんなことを考え、何をしてきたのかということです。

■質問2:なぜ理学療法士を辞めようと思ったのですか?

《回答例》
理学療法士、リハビリテーションという仕事が決して嫌だったということはなかったので、この決断に至るまでにもちろん葛藤はありました。

しかし、資格や職域にこだわらずにもっと広い視点を持ち、学んだことを生かして仕事がしたいという自分自身の思いも同時に芽生えたのもまた事実です。

こういった経緯から、理学療法士という枠を超えて挑戦するという決断をいたしました。

《ポイント》
まずは理学療法士、リハビリテーションをネガティブな理由で辞めたわけではないとアピールすることです。
面接全般に言えますが、ネガティブな理由特に前の職場のネガティブ情報はあまり好まれません。
例え、ネガティブな理由であっても面接の場でそれを披露することはプラスに作用することはないと思って結構です。

×NG例×
・理学療法士の将来性が不安で
・給与、待遇が良くないので
もちろん、理学療法士、リハビリテーション職でこのような実態はあります。
ただ、これを理由にして採用する側はなかなか納得はしないでしょう。
もしあなたが面接官で、このような理由を言われて「採用しよう!」とはならないことは明らかではないでしょうか?

■質問3:前職で学んだことは?

《回答例》
ロジカルに考えること、そして人に寄り添うということです。

例えば、歩けない方に対して、
・なぜ歩けないのか?筋力なのか?また別の要因なのか?
・その原因を特定するためにはどの検査が必要なのか?
・その原因となる要素をどうすれば向上または補完できるのか?
というように順序立て手段を選択すること。

また、手段を選択しただけでは歩けるようになりません。

実行しなければ意味がありません。

ただし、実行するにあたり患者の同意・理解も必要で、そこにはわかりやすい説明と寄り添う気持ちがなければ同意・理解は得られません。

こうしたことを日々積み重ねることが私自身リハビリテーションで得た学びや財産でこれから応用して生かしていきたいと考えています。

《ポイント》
例え職種が異なっても応用できる考え方や気持ちをアピールすることが何よりも重要です。

×NG例×
・PNFという手技を学びリハビリテーションへ生かしました
・解剖学を基礎から徹底して学び現場で生かしました
もちろん上記でも“学ぶ姿勢”は感じられますが、リハビリテーション職以外ではあまり興味を持たれませんし、イメージが付きにくいです。
特に手技、手法の名前を並べられても他職種からすると、どの程度のものかよくわからないので評価に困ります。

■質問4:また理学療法士に戻ることはありますか?

《回答例》
その様な考えはありません。

《ポイント》
固い決意を伝えるアピールポイントです。
もちろん、先のことなどわからないのは面接官も承知です。
その上での質問ですので、他職種への挑戦の意思が伝わるようにしましょう。

×NG例×
・将来的にはその可能性もあります。
・今のところ考えていません。※今のところ、というのは余計です
“いつか戻る=採用してもいつか退職する”ということです。
採用面接で、出口ともいえる退職の展望についての意思は基本的には必要ないものです。

■質問5:なぜ弊社を志望した理由は?

《回答例》
まず御社の商品でヘルスケアに関する分野は私自身興味のある分野ですし、また御社の掲げる“挑戦し続ける”ということに共感しております。

私自身も「できない理由」を探すよりも「どうやればできるようになるのか」ということを日々大事にしています。

未経験ではありますが“常に挑戦し続ける”という点では、前向きに物事に取り組みそして1日でも早く御社に貢献できる、と考え志望いたしました。

《ポイント》
大前提として、応募する企業の商品・事業や理念は徹底的に調べて、そこに興味があり共感している姿勢をアピールしましょう。
※企業の理念や商品・事業、口コミの調べ方は後述「面接のポイント&裏技」で。
そこに対し、自分は貢献できる理由付けを行うことも忘れずに。
未経験なので即戦力的なスキルは求められませんが、貢献する姿勢は見せましょう。

×NG例×
・今後成長すると考えられる分野だから
→上から目線的。かつその分野だったらどの企業でもいいのか?と思われる。
・待遇が良く長く働ける
→待遇が良ければどこでもいいのか?
仕事なので待遇は本音のところ重要でしょう。
人によっては最重要かもしれません。
しかし、面接では採用する理由にはならないことも同時に認識しましょう。

■質問6:そもそも理学療法士を目指したきっかけは?

《回答例》
私自身が高校生の時に部活でケガをして、リハビリテーションのおかげで部活に早期復帰できた経験があり目指すきっかけになりました。

《ポイント》
ここは興味半分で聞かれることも多い質問です。
理学療法士からすればリハビリテーション職というのは身近な存在ですが、一般的に日常では接することの少ない仕事です。
なので、どこで理学療法士の存在を知って、なぜ目指したのかというのは意外と興味を持たれることが多いです。

×NG例×
・親に勧められて
・安定している職業だから
正直なところ、これが目指す最初のきっかけ・本音という理学療法士は多いかと思います。
ただ、面接の場では主体的な意見の方が好まれるので、表向きだけでもいいので何かストーリーは準備しておきましょう。

■質問7:学生の頃、何か部活はしていましたか?

《回答例》
中学、高校でサッカー部に所属して県大会でベスト4に行きました。

《ポイント》
これも興味本位というか、参考程度に聞かれることが多い質問です。
部活だけ答えると次に「ちなみに成績は?」とほとんどの場合聞かれるので目立った成績がある場合は一緒に答えましょう。
部活に所属していなかった場合、それはそれで正直に答えれば大丈夫です。

×NG例×
嘘をつくことです。
その場をしのぐことはできるでしょうが、もし入社後に矛盾が生じるとそれだけで信用を失います。

もちろん、これらの質問は二次面接以降でも聞かれることはありますが、ほぼ間違いなく一次面接で聞かれることです。

なので、上記の質問事項は必ず自分なりの答えを用意しておきましょう。

二~三次面接編

二~三次面接では主に部署の部長や会社の役員、場合によっては社長が面接官になります。

この段階では、具体的な入社に向けてのことについて聞かれることが多いですが、一次面接と同じことを聞かれることもしばしばあります。

なので、一次面接で答えたことと矛盾するようなことがないようにしましょう。

合否は一次面接同様に1~2週間で通知されることが多いです。

二~三次面接のよくある質問例

■質問1:他に受けている企業はありますか?

《回答例》
他に3社受けております。
しかし、御社を第一志望としています。

《ポイント》
複数社受けているのであれば、それは正直に伝えても問題ありませんし、むしろ転職の場合当たり前のことです。
加えて「御社が第一希望です」と必ず伝えましょう。(仮に自分の中で第一志望でなくとも)
また、第一志望と答えても、実際は辞退することも大いにあります。
もちろん、1社しか受けていないのであれば「御社だけです。」と答えて大丈夫です。

×NG例×
・他に2社受けていますが入社の際は検討します。
→第一志望者以外は基本採用されません。
・入社の確約はできませんが前向きに検討しています。
→上記と同じく第一志望者以外は内定は出ません。
また、企業も「確約の場」ではないことは承知なので第一志望で通しましょう。

■質問2:いつから勤務できますか?

《回答例》
内定を頂いて2か月後には入社できます。
その間、現職の引継ぎを行います。

《ポイント》
具体的な期間を明示することが重要です。
すでに退職している状態で、特に引っ越しなど必要ない場合は1か月以内が自然でしょう。
長くとも3か月以内が一般的です。

×NG例×
・現職と相談します。
→そもそも退職に時間がかかる可能性が残る
・内定から4か月です。
→一般的に長くても3か月以内が目安です
・未定です
→一旦、3か月以内で回答し内定受諾後に改めて相談するようにしましょう

■質問3:希望年収は?

《回答例》
未経験ということもありますので、具体的な年収希望はありません。

御社の規定に沿う意向です。

《ポイント》
理学療法士という医療・福祉の専門職から一般企業への転職ということもありますので、そもそも初めから高年収というのはあまり期待しない方が良いでしょう。
基本的には、求人票に記載してある最低年収からスタートになるでしょう。

×NG例×
・前職以上を希望する
→業界・企業によっては、初めから理学療法士以上の年収からスタートすることも珍しくないですが、基本的には未経験で実績もなく高年収を望む材料もないので企業の意向に従いましょう。

■質問4:どのようなキャリアプランを考えていますか?

《回答例》
腰を据えて勤務し、現場のマネージメントをできるまでスキルアップしたいと考えています。

《ポイント》
勤務後の意欲を問われている質問です。
平たく言えば“キャリアプラン=どのようなポジションに就きたいか?”という認識で問題ありません。

×NG例×
・特に考えていません
→働く意欲が本当にあるのか疑問視されます。
近年では“出世欲がない人”が取りざたされていますが、企業側からするとあまり採用したいとは思われません。
内心、出世欲はなくてもいいですが面接の場では最低限、前向きな姿勢は見せましょう。

二次面接以降では上記のような“入社に向けて”の具体的な質問が多くされます。

基本的に、二次面接以降は企業としては採用意欲が高いと考えてよいでしょう。

後は、内定を出した後に入社してもらえるのかの確度の確認をしている段階がほとんどです。

ちなみに、今回紹介した面接での質問例のうち二次面接で聞かれるようなことを一次面接で聞かれることもありますし、その逆も大いにあり得ます。

なので、一次面接の段階から二次面接でよく問われる質問に対しても自分なりの答えをあらかじめ用意しておきましょう。

実際にあった“変化球”的な質問例

これまで紹介してきた質問例は、理学療法士から一般企業への転職を目指すにあたってほぼ間違いなくされる質問です。

ただし、医療・福祉業界と違って一般企業では各々“企業色”があります。

なので、中には突拍子もないような質問(=変化球的な質問)も結構あります。

しかし、これは企業ごとに千差万別ありますので全てを対策するのは難しいでしょう。

以下に、実際にあった変化球的な質問例をご紹介いたします。

一般企業の選考を受けるにあたって「企業によってはこのようなことも聞かれたりするんだな。」程度に参考にしてみてください。

■質問1:どのような人と“合わない”と感じますか?

《回答例》
仕事をする上でデータや数字を重要視しています。

なので、そこをあまり見ず、感覚的に仕事を進めようとする方は仕事をする上では“合わない”と感じることはあります。

ただし、感覚的や経験則のような話も重要であることは認識していますし、決して人間的に“嫌い”というわけではありません。

あくまで仕事をする上で、私自身が“仕事を進めにくいな”と感じるといういうことです。

《ポイント》
正直に“このような人と合わない”と感じる人の特徴を言って大丈夫です。
ただし、回答例のように「感覚的や経験則のような話も重要であることは認識していますし、決して人間的に“嫌い”というわけではありません。」というような歩み寄るようなフォローは必要でしょう。

×NG例×
・誰とでも合います
→現実的に誰とでも相性がいいというのはあり得なく、綺麗ごとを言っている感が見え透きます。

■質問2:本当は理学療法士がイヤになったんじゃないですか?

《回答例》
いいえ、決してそのようなことはなく、むしろ理学療法士という職種や今の職場には感謝しています。

ロジカルに物事を考える癖は、理学療法という学問に出会ったからこそ得られたものでもありますし、切磋琢磨して学会発表に向けて頑張った同僚・先輩・後輩と出会えた職場には感謝しています。

《ポイント》
必ず否定することです。
もちろん、嫌になった部分は人によってはあるかと思いますが、そこを話しても得にはなりえません。

×NG例×
・昇給しないことは不満ではありました。
→企業側はそれを聞いても、マイナスイメージはあれどあなたにプラスのイメージを持つことはありません。

■質問3:未経験にはきついと思うけど大丈夫?

《回答例》
はい、それも覚悟のうえで学び1日でも早く御社に貢献したいと考えています。

《ポイント》
むしろ「大丈夫です」の一択しかない質問かと思いますし、企業側もそう答えてくれなければ不安になるでしょう。

×NG例×
・大丈夫だと思います。
→大丈夫、と言い切った方がいいです。

変化球的な質問は、その企業の“色”が出やすいところです。

もちろん、中には答えづらい質問もあるかと思いますが、それは他の応募者も同じことなので仮にうまく答えられなかったとしても気にすることはありません。

ただ、一般企業を受けるうえでこのようなケースもあるということは覚えておいて損はないでしょう。

異業種の面接で気を付けること&マナー

面接のマナー

「ビジネスマネーとか気にしたことがないんですが…」

「服装について指定がないorカジュアルでOKと書いているけどスーツがいい?」

このように、医療・福祉業界にいると、なかなかビジネスマナーなど気に掛けることが少ないことが実情です。

なので、ここでは面接で気を付けるべきことやマナーについてお伝えいたします。

面接時の服装

とにかく迷ったらスーツを着ていって間違いはありません。

というのも“スーツを着ていったから不採用”というのはよっぽど変わった企業以外はあり得ないからです。

ちなみにオンライン面接の時であってもスーツが基本です。

求人票には基本的に面接時の服装について書かれていることはありません。

“面接=スーツ”というのは日本の企業では当たり前になっています。

中には“カジュアル”“指定なし”など書かれていますがほとんどの方が「カジュアルって?」となるでしょう。

なので“迷ったらスーツ”の原則で、こういった場合もスーツで構いません。

面接時の所持品

事前にネット経由や書類選考で提出していても、必ず白封筒に履歴書・職務経歴書を持参しましょう。

指定しなくても“持ってくるのが当たり前”という企業がかなり多いからです。

面接の前の書類選考の段階で基本的に企業は履歴書・職務経歴書は受け取っています。

ただ、なぜか面接時にもう一度提出を求める企業があります。

むしろ、結構多い印象です。
※なぜ書類選考と面接で同じ書類を求めるのかは未だに分かりませんが。

理由はともあれ、そういった風習がある企業がある以上、指定がなくても白封筒に履歴書・職務経歴書は持参しましょう。

その他の所持品について、求人ごとに指定がある場合はお忘れなく。

面接当日の到着時刻

早くても開始10分前、できれば5分前がベストです。

企業からすれば面接は、通常の業務の間に行います。

なので、あまり早く到着しすぎると気を使われることもありますので開始5分前がベストと言われています。

面接中のマナー

面接中は目を見て話し、質問に対し結論から話す。

まずはこのことを意識しておけば大丈夫です。

あとは、入退室の際に後手でドアの開け閉めをしない。

しっかりドアを向いて開け閉めを行えば大丈夫です。

面接に関するQ&A

面接の疑問解消

面接での質問事例や気を付けることを頭に入れても尚、不安になるのが面接です。

特に初めての転職で未経験の一般企業の選考となれば当然ですし、私自身もアルバイトを除いて一般企業への面接は30代になって初めて経験しました。

そこで少しでも不安を和らげる&面接のイメージを持つためにも面接に関するQ&Aを準備しました。

ここにない質問で聞いておきたいことなどありましたらお気軽に>>お問い合わせにてご質問ください。

面接Q&A

Q1:オンライン面接ってどんな感じ?スマホでもOK?

オンライン面接であれば対面よりプレッシャーを感じにくくなるためか幾分気分は楽です。
ただし、面接には変わりないので対応は対面面接と同じです。
事前にzoomやMeetのURLが送られてきますので、操作方法やアクセスできるか確認しましょう。
ちなみにスマホでも大丈夫ですが、タブレットかPCの方が画面も大きいので見やすいです。
できればタブレットかPCを準備しましょう。
特に面接官が複数人の場合1人1人の顔が見にくいのでスマホだと多少不便を感じるでしょう。
気を付ける点は、場所です。
カフェなど不特定多数に話が聞こえてしまうような場所や、応募者以外の声や音が聞こえてしまう場所はNGです。
自宅もしくは鍵付き個室のネットカフェを利用しましょう。

Q2:面接の雰囲気ってどんな感じ?圧迫面接ってある?

ハラスメントに厳しい時代背景があってか、圧迫面接には遭遇したことがないです。
また、周りの転職者に聞いても遭遇したことはないようです。
雰囲気は、もちろん企業によって異なりますが追い詰めるような面接はほぼない、と思って大丈夫かと思います。
(仮にあっても入社したいと思わないでしょうが。)
ちなみに私が経験した変わった面接では、履歴書を渡して立ち話でフランクな感じで即採用が決まった、ということもありました。

Q3:どんな基準で合否が決まる?

一般的な転職では、スキル・実績・人柄(職場に馴染めそうか)の3つを軸に厳しく査定されます。
ただ、今回は理学療法士から未経験の異業種への転職ということでスキル・実績というのは企業側も問わない前提です。
なので職場に馴染めそうかという人柄を軸に、学ぶ姿勢や腰を据えて主力として成長できるか、またその意思があり理解しているか?ということがポイントになるでしょう。
もちろん企業によるでしょうが、敢えて経験者ではなく未経験者を書類選考通過させて面接まで進めるという意図は何なのかしっかりくみ取ることが必要です。

Q4:そもそも未経験者が面接まで進めるの?

進めますが、もちろん企業・求人によります。
選考を通過できる求人を見極めることが必要になります。
未経験転職ではまさにここが最初の重要ポイントとなることでしょう。
詳細は、後述の「面接のポイント&裏技」を参考に。

Q5:第一志望でないのに面接で“第一志望”と言ってしまった…

結論、大丈夫です。全く問題ありません。
入社するか否かは、内定通知書と一緒に送付される雇用契約書を見て決めることになります。
なので企業側から内定通知後に辞退したからといって特に何か言われることはありません。
また、合否判定の前に辞退の意思を通知しても大丈夫です。

Q6:転職活動をしていることが今の職場にバレることは?

応募する企業側、転職サイトやハローワークから今の職場に通知されることはありません。
なので、自分から話したりしない限りはバレるといったことは起こりません。

Q7:今の職場に退職の話すらしていないのに転職活動をしてOK?

大丈夫です。
むしろ、退職を決めてから焦って次を決めるより、今の職場に勤めながら転職活動を進めることをおすすめします。
また、多くの転職者は現職を持ちながら転職活動を行っています。
面接でも「いつから働けるか?」という質問をされますが、退職の話すらしていなくても3か月以内を指定して大丈夫です。(推奨は内定から1.5か月後ですが)
仮に面接で伝えた期日よりも長くなりそうであれば都度、企業に相談しましょう。

実は面接まで進むのが大変…

※すでに書類選考は通過した、という方には関係ないので読み飛ばして大丈夫です。※

ご存じの通り一般企業の選考は、面接の前に書類選考があります。
(理学療法士の中途採用の場合も一部書類選考はありますが。)

なので、まず面接の前に書類選考を通過する必要があります。

では、どうやって書類選考を通過するのか?

もちろん、提出する書類(履歴書、職務経歴書)も重要です。

しかし最も大事なことは“どの企業に(どの求人に)応募するのか?”ということです。

というのも、理学療法士から未経験の業種で、しかも一般企業が初めてとなれば、当然全ての求人は対象になりません。

こういった未経験という状況、条件のもと選考を進めてもらえる求人に応募しなければ、ほぼ門前払いで、面接というステージに立つことすらできないでしょう。

では、どうやって効率よく“未経験歓迎”の求人を見つけるのか?

答えは、転職サイトで【未経験】と調べるか、もしくは【未経験】に特化した転職サイトを利用することでしょう。

スマホ1つで探せます。

もちろん、求人を探す方法は他にも

  • ハローワーク
  • 知人からの紹介

などもありますが“効率よく”ということを考えればスマホ1つで完結する方法がまずはおすすめです。

また、一般企業の転職の場合、実は書類選考の通過が一番の難関ポイントだったりします。
(書類選考通過率は平均5-10%と言われています。)

なので“数を打つ(より多く応募する)”ということが重要になります。

まだ

「どこにも応募していない」

「書類選考を通過していない」

「書類選考の真っただ中」

という方は是非このことは覚えておくと良いでしょう。

探し方や書類選考を通過するための履歴書・職務経歴書の作成の仕方については下記の記事にまとめていますので参考にしてください。

面接の裏技&ポイント

面接のポイント解説

実は面接で聞かれることや選考基準を事前に知ることができます。

また、うまく面接を通過できる人は“あるポイント”を押さえています。

ここでは絶対に抑えておきたい裏技とポイントについて解説していきます。

事前に質問と選考基準を知る方法

これは転職エージェントに聞くことで、各企業の面接で聞かれることや選考基準を知ることができます。

もちろん、無料で利用できます。

転職エージェントは募集企業から「このような人物が欲しい」と依頼されます。

また、エージェント側も求人を出す前にミスマッチがないように企業側と綿密に打ち合わせや取材を行います。

なので、企業がどのような基準で選考しようとしているか、あらかじめ把握して求職者を募っているのです。

そして、転職エージェントは面接後に必ず求職者に対して「どんなことを聞かれたか?」のアンケート調査をします。

ということは、各企業ごと過去に面接でどんなことを聞かれて、そして合格した人はどのように答えたのか知っています。

いわば面接の過去問を持っている状態なのです。

こういったことから理学療法士から一般企業への転職を目指す場合、転職エージェントの利用はほぼ必須と考えた方がよいでしょう。

自己流よりも圧倒的に有利になるはずです。

そして、未経験職種への転職におすすめのエージェントは?というと…

この3つのうち最低1つ利用すればよいでしょう。

特に迷った場合は、dodaを選択すれば間違いはありません。

各転職エージェントの詳細やおすすめの理由などは前回>>【経験者直伝】理学療法士から一般企業へ転職ならこの転職サイト!をご参照ください。

スムーズに面接を進めて好印象を残すポイント

好印象を残すポイントは“何を言ったか”ではありません。

それよりも重要なことはスムーズに会話のキャッチボールを行うことです。

もちろん、面接の場で緊張するかもしれません。

しかし、私も実はこれまで幾度と面接官をしてきましたが、今思えばやはり好印象に残り、採用に至った方は“スムーズに返答が返ってくる方”でした。

ではなぜ“何を話したか”よりも“スムーズ”な会話のキャッチボールが重要なのでしょうか?

心理学でこんな話を聞いた事があるかもしれませんが「人は聞いた言葉の内容よりも、どのように話したか?」(声のトーンやスピード、大きさなど)の方を無意識に重視するそうです。

同じ「こんにちは」というあいさつでも、ボソボソ言うよりも、はっきりした声で話した方が印象がいいのは明らかでしょう。

全く同じことを言っているにもかかわらず。

特に面接官の立場からすると“スムーズに話せた”は、“うまくコミュニケーションを取れる”“コミュニケーション能力が高い”と評されることが多いです。

とはいえ「面接の場でなくても緊張して話すことができないこともあるのに…」という方も多いでしょう。

そのような方はぜひ、下記のことを覚えておくことをおすすめします。

“よく聞かれること、特に自己紹介は【テンプレート化】しておく”

一般企業の面接で聞かれる質問は、これまでご紹介してきた通りで、どの企業の面接でもほぼ同じことを聞かれます。

ということはあらかじめ台本のように答えを準備しておきましょう。

特に自己紹介は面接の始めりの合図のようなもので、多くは「自己紹介をお願いします」としか言われません。

人によっては、中学卒業から順を追って話をする人もいるでしょう。

人によっては、職歴だけを詳細に話す人もいるでしょう。

もちろん、どれが正解か?というのは各企業が決めることなので一概には言えません。

ただ何を話すのであれ、面接の初っ端の自己紹介を、詰りながら話すのはよくありません。

自己紹介で詰まると第一印象がよろしくなく、はじめからコミュニケーション能力を疑われる場合があります。

私自身も「自己紹介をお願いします」ときたら、反射的に「高校卒業後は、理学療法士を目指し…」から始めるように決めていました。

少しでもスムーズに話せるように、今回紹介した質問に対しては台本を作る気持ちで【テンプレート化】した答えを自分なりに持っておきましょう。

変化球的な質問ならわかりますが、紹介したような鉄板の質問に対してその場で考えることがないようにしっかり準備をしておくことをおすすめします。

まとめ

  • スキル面よりも雰囲気や考え方がマッチするかが判断基準になることが多い
  • 理学療法士からなぜ方向転換したのかは間違いなく問われる
  • 二次面接では具体的な入社へ向けての話をされることも
  • 一般企業の面接は基本的な質問に加え、企業ごとに特色のある質問もされる
  • 未経験者は面接までたどり着くことも大変なので応募する求人の見極めは重要
  • 事前にある程度聞かれることや採用基準を知ることができる
    →参考:【経験者直伝】理学療法士から一般企業へ転職ならこの転職サイト!
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