作業療法士の転職

作業療法士(OT)の転職サイトおすすめ6選【地域・目的別】

作業療法士転職サイトおすすめ

作業療法士(OT)の転職サイトおすすめ6選【地域・目的別】

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“作業療法士に転職に役立つおすすめの転職サイトは?”

“どの転職サイトを優先して使えばいいのか分からない。”

作業療法士(OT)として初めて転職を考えている方や、今転職活動中で難しさを感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、

「作業療法士として転職を成功させたい。自分の希望する条件に合った求人を見つけるにはどうすればいいのだろうか?」

このようなOTの方に向け、おすすめの転職サイトやリハビリテーション職の転職のポイント、面接などにも触れてお伝えしていきます。

 

この記事を書いた私は…

理学療法士 愛甲太樹
理学療法士 愛甲太樹
2009年に理学療法士免許取得。これまで多くのPT/OT/STの先輩、後輩はもちろん、同窓生のキャリアアップや転職を見てきました。また、企業への健康経営の講師実績等もあります。

作業療法士(OT)の転職サイトおすすめ6選

作業療法によるリハビリテーション

作業療法士(OT)の転職に有利になる転職サイトを目的別にご紹介いたします。

作業療法士の就業先は、リハビリテーション職の中でも幅が広いです。

自分の希望する条件や、分野によって転職サイトを使いわけることがまず1つのポイントです。

今回は、

  • 求人の数
  • 実際の転職サイト利用者の満足度
  • 転職実績

これらを重視して、転職サイトを選定いたしました。

併せて、各転職サイトの口コミ(抜粋)も紹介していますので、ぜひ参考にしてご自身の転職活動に生かしていただければ幸いです。

また、利用手順や詳細情報は各サイトの紹介に“関連記事”として紹介していますので、そちらも覗いてみてください。

【目的別】作業療法士が利用すべき転職サイト6選

【年収UP&スピーディー】PTOTSTワーカー

PTOTSTワーカー

▼公式サイト▼
https://ptotst-worker.com/

運営会社株式会社トライト
対象者理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、新卒者も利用可能
求人数38,562件※リハキャリ転職調べでは日本最多
非公開求人2,000~5,000件
PT公開求人17,786件
OT公開求人14,610件
ST公開求人6,166件
対象地域全国(特に中国・四国~北海道)
雇用形態正社員、パート
利用料・登録料無料
サポート内容WEBで面談。
電話、メール、LINEでの対応も可能。
・求人紹介
・応募書類添削
・推薦書作成
・面接対策
・日程調整
・給与待遇交渉代行
・その他サポート、相談など
特徴PT/OT/STの転職サイトでは求人数は最大級。
年収900万円といった高年収求人も公開されている。

※求人数は2021年11月現在の求人数

\カンタン登録/

PTOTSTワーカーといえばもはやリハビリテーション職向け転職サイトの定番サイトといっても過言ではないでしょう。

そういわれる理由には、

【求人数】【高年収求人】【スピーディー】

この3つの特徴を兼ね備えていることにあります。

特に、高年収求人に関しては、上は年収900万円の求人が公開求人として掲載されているなど他では非公開求人となるような求人が多く公開されています。注)2021年11月時点

当メディア調べで年収500万円以上の公開求人数は、リハビリテーション職向け転職サイトでは最も掲載数が多い転職サイトです。

早く!そして年収大幅UP!こういった作業療法士の方にはうってつけの転職サイトといえるでしょう。

【PTOTSTワーカーの口コミ(抜粋)】
~返信が早くて安心~
作業療法士 男性

初めての転職で何から手を付けていいのか?うまくやっていけるのか?という不安がありつつも転職活動を開始。
PTOTSTワーカーの担当のNさんとはLINEでやり取り。
返信も対応も早く、むしろ転職活動をしてから不安はありませんでした。
サポート力って大事ですね!

関連記事:【PTが解説】PTOTSTワーカーってどんな転職サイト?実績は?

 

【年収重視で幅広く!】マイナビコメディカル

マイナビコメディカル

▼公式サイト▼
https://co-medical.mynavi.jp/

運営会社株式会社マイナビ
対象者PT,OT,ST,他コメディカル
求人数約27,000
非公開求人あり。求人の約40%
対象地域全国、特に西日本に強い
転職先施設形態病院、クリニック、介護施設、訪問リハビリ、障碍者施設等全てに対応
雇用形態常勤、非常勤
利用料・登録料無料
サポート内容電話、LINE、メールなどでサポート。対面サポートもあり。
・求人紹介
・履歴書、職務経歴書添削
・面接対策
・待遇交渉
その他転職業界全体で大手で知名度もあり、良質な求人が集まりやすい。

\無料!1分で簡単登録/

作業療法士、リハビリテーション職の転職のみならず、ほぼ全ての産業・業種においての転職業界でのリーダー的な存在がマイナビです。

マイナビコメディカルは、その中でもコメディカル特にリハビリテーションに携わる方々への求人に特化した転職サイトです。

全国対応で、もちろん求人数は数も種類も豊富です。

しかし、なんといってもマイナビコメディカルの最大の強みは“高年収求人”が多いことです。

非公開求人(高年収や好待遇求人)が取り扱い求人数の全体の40%を占めているといわれているほどです。

転職業界では抜群の知名度・実績があるので良質な求人が集まりやすい、といわれています。

【マイナビコメディカルの口コミ(抜粋)】
~初めての転職で不安でしたが、無事転職に成功!~
作業療法士 女性 5年目

初めての転職で、マイナビコメディカルを利用しました。
まず、
・転職はどうやってするものなのか
・どんな病院が自分には合っているのか
全く分からない、そんなレベル感でした。

希望する条件や退職理由などを担当者が真摯に聞いて下さり、そしてアドバイスを頂き無事小児の施設に転職することができました。

利用して本当に良かったと思います。

関連記事:【非公開求人あり】マイナビコメディカルの評判・口コミ【PT監修】

 

【じっくり職場環境重視!】PTOTキャリアナビ

PTOTキャリアナビ

▼公式サイト▼
https://ptot-careernavi.com/

運営会社株式会社ヒトイキ
対象者PT,OT,ST
求人数約10,000
非公開求人あり。
対象地域関東・関西(特に東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県/大阪府/兵庫県)
転職先施設形態病院、クリニック、介護施設、訪問リハビリ等全てに対応
雇用形態常勤、非常勤
利用料・登録料無料
サポート内容電話、LINE、メールなどでサポート
・求人紹介
・履歴書、職務経歴書添削
・面接対策
・待遇交渉
その他専属コンサルタントの質が高く、サポート力は抜群。

\無料で簡単登録/

大手の転職サイトに比べると求人数は少ないものの、転職完了までのサポートの質は群を抜いて評判がいいです。

その最も大きな理由は、医療・介護の現場で10年以上の経験を積んだコンサルタントが一人ひとりを担当してサポートすることでしょう。

なので、よく現場を熟知しており職場環境や人間関係を重視して転職活動を行いたい方はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか?

ただし、サポート地域(取り扱い求人)は関東・関西のみとなっています。

【PTOTキャリアナビの口コミ(抜粋)】
~親身なサポートで無事転職成功~
作業療法士 男性 5年目

離職して思ったように転職活動が進まず、ネットでPTOTキャリアナビに出会いました。

初めは、焦る気持ちが大きく不安でしたが、担当のアドバイザーの方が親身になってアドバイスや求人情報を下さり無事転職できました。

本当に感謝です。

関連記事:【無料】PTOTキャリアナビで転職ってアリ?【口コミ・評判】

 

【年収UP!】MC介護のお仕事

MC介護のお仕事

▼公式サイト▼
https://mc-kaigo.net/

運営会社株式会社メディカル・コンシェルジュ
対象者PT,OT,ST
求人数約13,000~20,000
非公開求人あり。
対象地域全国
転職先施設形態介護施設、訪問リハビリ、小児施設
雇用形態常勤、非常勤・パート、短期、長期、1日単位など全ての雇用形態
利用料・登録料無料
サポート内容電話、LINE、メールなどでサポート
・求人紹介
・履歴書、職務経歴書添削
・面接対策
・待遇交渉個別相談、様々な地域で出張説明会など対面サポートもあり。
その他医師が運営、介護保険分野専門

\登録無料で年収UP/

※作業療法士の場合、保有免許は「その他」を選択します

作業療法士で年収UP重視の転職を行うのであれば、介護保険分野への転職をおすすめします。
※詳細は後ほど

とりわけ介護保険分野の作業療法の求人を幅広く扱っているのがMC介護のお仕事です。

医師が立ち上げた転職サービスで、サポートはもちろん介護保険分野のリハ求人数も豊富です。

また、サポート対象が全国ですので地方で年収UP転職を行いたい作業療法士には非常に重宝されている転職サイトとなっています。

【MC介護のお仕事口コミ(抜粋)】
~転職での優先順位が明確に~
作業療法士 男性 12年目

これまで転職の経験が人生で一度もなく“転職”という決断が本当に良かったのか?という不安が初めは大きかったです。

しかし、いろいろ相談でき、またどのように転職活動を進めればいいのか、本当に自分が求めている職場像というものが明確になり、丁寧に教えてもらったおかげで無事年収UPで転職でき満足です。

関連記事:【無料】“MC介護のお仕事”はOT、STにおすすめの転職サイト

 

【じっくりそして年収UP!】ケアキャリ

ケアキャリ▼公式サイト▼
https://carecari.com/

運営会社インフォコムグループ(東証一部上場)
対象者機能訓練士に関しては、PT/OT/ST,柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師
求人数約2,500~3,000
非公開求人多い。78%が非公開求人
対象地域東京,神奈川,埼玉,千葉,栃木,茨城,群馬,愛知,岐阜,三重
転職先施設形態訪問リハ,デイケア,デイサービス,老人保健施設,グループホーム,訪問看護,訪問マッサージ,特別養護老人ホーム,有料老人ホーム,療養型医療施設,グループホーム,小規模多機能ホームなど
雇用形態常勤、非常勤・パート
利用料・登録料無料
サポート内容電話、LINE、メールなどでサポート
・求人紹介
・履歴書、職務経歴書添削
・面接対策
その他介護分野特化型の転職サイトで高年収求人が多い

\最短45秒で簡単登録/

介護保険分野特化型のリハビリテーション職求人が多く集まるケアキャリ。

求人数は決して多くはなく、またサポート地域も限定されているものの、高年収求人が非常に多く年収UPを軸に転職活動を行いたい作業療法士にはうってつけの転職サイトです。

また、もう一つ大きな特徴があります。

それは、作業療法士、言語聴覚士の求人の割合が高く地域によっては、理学療法士の求人よりも多いです。

このことからも、作業療法士に有利な転職サイトといえるでしょう。

また、運営会社:インフォコムグループは東証一部上場の企業で安心感も◎

【ケアキャリの口コミ(抜粋)】
~人間関係がきっかけで退職・転職することに~
作業療法士 女性 11年目

老人保健施設(管理職) 年収450万円→新設の老人保健施設(準管理職) 年収480万円

これまで管理職として勤務してきたものの、多職種や上司や部下の板挟みになりストレス過多に。
これでは、長く働くことはできないということで思い切って転職することに。
ただ、この年齢で(35歳)転職できるのかとても不安で、ケアキャリをはじめ、複数の転職サイトを頼ることに。
中でもケアキャリの担当の方にはお世話になり、これまで管理職をしていた経験もあって非公開求人の新設の老人保健施設を紹介してくださり無事転職できました。
不安な中、たくさんコミュニケーションをとっていただき大変助かりました。

関連記事:【機能訓練士の求人多数】ケアキャリの特徴と口コミ・評判【実績は?】

【職場環境重視で幅広く!】PTOT人材バンク

PTOT人材バンク

▼公式サイト▼
https://www.ptotjinzaibank.com/

運営会社株式会社エス・エム・エスキャリア
対象者PT・OT・ST
全求人数30,153(リハ転職サイト最多クラス)
うちPT求人数13,202
うちOT求人数12,495
うちST求人数4,456
非公開求人あり。多い。
対象地域全国(特に東京都,埼玉県,神奈川県,千葉県,大阪府,兵庫県,愛知県)
転職先施設形態 病院、介護施設、訪問リハビリ、
クリニック、デイケア、
デイサービス、障碍者施設、その他
雇用形態常勤、非常勤
利用料・登録料無料(転職まで一切費用は掛からない)
サポート内容・希望にあった求人を提案
・面接日程調整やフォロー、給与条件の交渉
・履歴書等添削
その他ハローワークで受給できる再就職手当も対象となる転職サイト

※求人数は2021年9月現在

\登録3分!無料!/

PTOT人材バンクの最大の特徴は、なんといっても求人数・求人の種類の豊富さで、日本最大級のリハビリテーション特化型の転職サイトです。

大規模病院から小児施設、精神科求人はもちろん、デイサービスといった介護保険分野までかなり幅広く求人が出そろっています。

しかも全国対応で、実績数も日本最大級です。

また、スピーディーな転職(~3か月以内)でも非常に定評があります。

幅広い選択肢から転職先を選びたいという作業療法士の方にはぜひおすすめします。

【PTOT人材バンクの口コミ(抜粋)】
~今転職すべきか?特に今の職場には不満はないけれど…~
作業療法士 5年目 女性

私が転職を考えたきっかけが、「(岡山県の)実家を出て、上京したい!」といったもので、職場対して不満もなければ、東京で作業療法士として何かしたいというものでもありませんでした。
もちろん転職は、初めてで、そもそもそんな理由で転職していいものなのか?果たして転職すべきものなのか?自分ではなかなか答えが出せずにいました。
そこで、PTOT人材バンクの方に相談し、結論、東京で長く働けそうな求人(これまで勤めていた職場環境に近い)が出たときに検討してみては?と提案されました。
そんな背景もあり、登録2か月後に東京で今の職場の求人が出て転職することに。
人生一度きり。東京に出てきて本当に良かったです。
そして、面接対策に、履歴書・職務経歴書の添削などほんとに助かりました。
(PTOT人材バンクに)相談して本当に良かったです。

関連記事:【無料】PTOT人材バンクってどんな転職サイト?口コミ・評判は?

 

どの転職サイトを使うべきか?

転職サイトを選ぶ際の決め手になるのが

  • 転職の目的(転職で重要視するポイント)
  • サポート地域

この2つを軸に自分がどの転職サイトを優先して使うべきか見えてくるでしょう。

これまで紹介してきた各転職サイトをみてすでにお分かりの通り、サイトごとに強みにしていることや、対象地域が異なるからです。

例えば、

“広く求人を探したい!”

“まずは情報収集から!”

と、いった場合は医療・介護問わず幅広く求人を扱っておりかつ求人数の多い転職サイトを優先して利用したほうが良いでしょう。

もしくは、地方で転職を考えている場合はサポート対象地域が全国のサイトを利用することが大事です。

《作業療法士転職サイト早見表》
▶▶横にスクロール▶▶

北海道東北中部・近畿関東関西四国中国九州・沖縄
職場環境重視PTOT人材バンクPTOT人材バンクPTOT人材バンクPTOT人材バンク
PTOTキャリアナビ
PTOT人材バンク
PTOTキャリアナビ
PTOT人材バンクPTOT人材バンクPTOT人材バンク
年収UP重視マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
ケアキャリ
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
ケアキャリ
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
ケアキャリ
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
PTOTSTワーカー
マイナビコメディカル
MC介護のお仕事
幅広くor情報収集PTOT人材バンクPTOT人材バンクPTOT人材バンクPTOT人材バンクマイナビコメディカルマイナビコメディカルマイナビコメディカルマイナビコメディカル

▶▶横にスクロール▶▶

転職には転職サイトは必須??

もちろん必須ではありません。

これまで転職を成功させた作業療法士の方の中には、

  • 知人から紹介された病院に転職した
  • ハローワークの情報のみで転職した

…このようなケースもあるので、必須ではありません。

ただ、昨今のリハビリテーション職の転職、特に初めて転職する方の70%以上が何らかの転職サイトを利用しているといわれています。

また、利用したほうがよりスムーズに、かつ有利に転職活動を進めることができることも事実です。

それは、転職サイトのメリット・デメリットを見ていけばよく分かるでしょう。

転職サイトのメリット・デメリット

なぜ、多くの作業療法士の方々が転職サイトを利用して転職活動を行うのか?

それは、転職サイトのメリット・デメリットを見ていくことで理解できるかと思います。

メリット

  • 転職活動全般を無料で支援してもらえる
  • 一人ひとりに担当者がついて安心
  • 非公開求人を紹介してもらえることも
  • 自分に合った求人を紹介してもらえる
  • 履歴書・職務経歴書の書き方から添削までアドバイスしてもらえる
  • 面接、特に過去に聞かれたことなど教えてもらえる
  • 給与、待遇交渉の代行も無料

デメリット

  • 担当者の質次第でサポート力にバラつきが出ることも
  • 人気求人の場合、採用の可能性が高い人が優先されがち
  • 希望条件に見合わない求人を紹介されることも

このように、転職サイトには多くのメリットが、しかも無料で受けることができるので転職の際に利用すると転職活動をスムーズに、そして有利に進めることができるでしょう。

一方、上記のようなデメリットがあることも稀ながら発生することは事実です。

実際に利用してデメリットを感じた場合、

  1. 転職サイトを退会する
  2. 退会せず担当者の変更を申し出る

このような対応を行えば問題なく転職活動を継続できるでしょう。

ではここからは、実際に転職サイトを使った転職活動に向けて

“転職サイトを利用した転職の流れ”

“うまく転職サイトを活用するポイント”

この2つについてお話ししていきましょう。

転職サイト利用の流れ

転職サイトをスマホで利用する作業療法士

転職サイトを利用した転職活動は大きく以下の通りになります。

~転職サイト利用の流れ~

  1. 登録
  2. 初回ヒヤリング
  3. 求人紹介
  4. 応募の検討
  5. 日程調整
  6. 書類作成、添削
  7. 面接対策
  8. 面接
  9. 合否判定
  10. 入職、転職完了

各項目の詳細について解説していきます。

登録

利用したい転職サイトに情報を登録していきます。

転職サイトにによりますが、おおよそ

  • 氏名
  • 年齢、生年月日
  • 保有免許
  • 免許取得年
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 現住所、もしくは地域
  • 転職希望地域
  • 転職希望時期

このような情報を登録し、5分あれば完了となります。

各転職サイトの登録ページは以下の通りです。

初回ヒヤリング

登録後、遅くとも3営業日以内に担当者から連絡が来ます。

ほとんどの場合は電話で連絡が来ます。

この時に、

  • 本人確認(口頭)
  • 登録情報の確認
  • 詳細の希望
  • 現在の就業状況

こういったことを聞かれることがほとんどです。

場合によっては、初回ヒヤリング時に担当者から求人を紹介される可能性もあります。

求人紹介

求人紹介をされるタイミングは様々です。

希望条件次第では月に2~3件という場合もありますし、週に3~4件紹介されることも。

通常は、メールもしくは電話での連絡が主になりますが、転職サイトによってはLINEでのやり取りを行うことも。

また、紹介された求人に関して、必ず応募しなくてはならないということはありません。

そして、紹介された求人に対して、自分の希望条件とどこと違うかをしっかり伝えるようにしましょう。

そうすることで、担当者もあなたがどんな求人を求めているのかはっきりしてくるので、より今後希望に沿った求人を紹介してくれるでしょう。

応募の検討

紹介された求人に対して、もしくはご自身でサイト内で見つけた求人に対して応募したい場合、担当者に連絡しましょう。

直接、病院や施設に連絡するというのは転職では御法度となっています。

なので必ず担当者に応募の意思を伝えましょう。

日程調整

面接の日程調整は、転職サイトの担当者と病院・施設側で調整してもらえますので、希望日時を担当者に伝えるだけで大丈夫です。

また、都合が悪くなった場合も病院・施設ではなく、転職サイトの担当者に連絡しましょう。

日時・場所が決まりましたら担当者から改めて連絡があります。

書類作成・添削 ※重要項目

面接時に必要になる書類として、

  • 写真付き履歴書
  • 職務経歴書
  • 保有免許のコピー

病院、施設により異なりますがおおよそ上記の3点は必要になります。

また、病院・施設によっては手書き指定などもあります。

特に、転職は初めての方は【職務経歴書】を書いたことがないと思います。

なので、必ず作成前に担当者に書き方のポイントを聞き、テンプレートをもらえないか尋ねましょう。

そして、作成後も担当者に提出して添削してもらいましょう。

面接の前段階に書類審査がある場合、作成した書類で通過の可否が決まるので、転職サイトを有効活用しましょう。

面接対策 ※重要項目

この面接対策に関してほとんどの場合、注意する点やあらかじめ調べておいた方がいいことは担当者から伝えられます。

また、過去に質問されたことや採用された方がなんと答えたか、ということを把握していることも多いので事前に担当者にヒヤリングしておきましょう。

関連記事:理学療法士(PT)の面接対策 実際聞かれた質問&回答例【不安解消】
※理学療法士向けの記事ですが基本的には作業療法士も共通です。

面接

あらかじめ設定された日時、指定された場所で行います。

基本的に当日は開始10分前到着が目安で、遅刻はもちろんNGですがあまりにも早く着きすぎるのもNGです。

また、服装はスーツが基本です。

合否判定

合否の結果は、転職サイトの担当者より伝えられます。

合格の場合、まず転職サイトの担当者が病院・施設側と雇用待遇の交渉を行います。

その結果、どのような待遇か決定されます。

その待遇を見て、最終的に入職するかどうかを判断します。

なので、待遇次第ではもちろん応募者側からお断りすることも可能です。

入職するか、辞退するかも転職サイトの担当者に伝えます。

入職、転職完了

合格判定を受け、かつ待遇に問題がなければ無事転職完了です。

入職日や当日持参する書類等は、病院・施設と直接やり取りする場合もありますし、転職サイトが調整する場合もあります。

この辺りは各転職サイトや病院・施設によって異なります。

転職サイト活用のポイント

転職サイトの男性エージェント

ズバリ

“担当者との関係性作り”

ということが転職サイト活用のポイントです。

先ほどの転職サイト利用の流れを見てもわかる通り、登録以外ほぼすべての過程で担当者と二人三脚の状態で転職活動を進めていきます。

なので、転職サイトをうまく活用できるかは、ほぼ担当者との関係づくりで決まるといっても過言ではありません。

では、どのように関係性を構築すればいいのでしょうか?

特に重要なポイントを3つに絞ってお伝えします。

関係構築が転職成功の近道!

  • これまでの自分の経歴や職歴
  • 転職で重要視するポイント(勤務地や年収、職場環境など)
  • 受け入れがたい求人の条件(休日が年間110日以下など)

この3つをしっかり最初のうちに担当者に伝えることが重要です

転職の動機や求めるものは作業療法士によって様々です。

まずは担当者に自分自身を知ってもらわなければ、求人の紹介はおろか、担当者はどのようにサポートをすればいいのかわかりません。

なので、まずは上記の3つをしっかり伝えたうえで求人紹介を受けましょう。

特に重要なポイントが“受け入れがたい求人の条件”です。

希望する条件というのは、比較的把握してもらいやすいところです。

しかし、転職を考える多くの作業療法士の方は、

「こんな職場or雇用条件は嫌だ!」

と、いうものがあるのではないでしょうか?

希望条件だけでなく、受け入れられない条件もしっかり伝えることで担当者と認識のズレは生じにくくなり、より一層転職活動が進むことでしょう。

まずは自分自身を積極的に知ってもらうことです。

何か合わないな…そんな時は

結論、担当者変更を早めに申し出た方がいいでしょう。

やはり人間対人間なので合う・合わないというのはどうしても出てきます。

そのままの状態で、転職活動を進めていてもストレスになり思ったように転職活動が進まなくなります。

また、担当者変更というのは作業療法士、リハビリテーション職の転職のみならず転職ではごく当たり前のことです。

なので「何か担当者と会わないな…」と感じたら担当者変更を申し出るといいでしょう。

結果としてその方が転職がうまくいきます。

転職サイトQ&Aと注意点

転職サイトの疑問解消

ここからは、転職サイトについてよくある質問・利用するにあたっての注意事項をまとめました。

利用する前にぜひ確認しておいた方が良いでしょう。

転職サイトのよくある質問

Q:複数利用してもいいですか?

転職サイトを複数利用しても問題はありません。
複数同時で利用している作業療法士の方もいらっしゃいます。

Q:途中退会はできますか?

全ての転職サイトで途中退会はできます。
もちろん、転職完了後に退会もできます。

Q:費用が掛かることはないですか?

ないです。
転職サイトは求人を出す側(病院や施設など)が支払う費用で賄われていますので、求職者が手出しで費用を負担することはありません。

Q:ハローワークとの併用はOKですか?

ハローワークとの併用も可能です。
ハローワーク+転職サイトで転職活動をされている作業療法士の方は非常に多いです。

Q:30代以降でも利用できますか?

もちろん可能です。
後ほど詳しくご説明しますがOTは30~40代の就業率が少ない傾向にありますのでむしろ歓迎されるでしょう。
ただし、中には年齢制限を設けている求人もあることは、数は圧倒的に少ないですが存在することはご承知ください。

Q:転職は何月がベストですか?

おすすめは6月、11月です。
もちろんその他の月でも転職できない、ということはありません。
ボーナス前の月は競争率が少なく転職活動を進めやすい傾向はあります。

Q:面接、特に退職理由や転職の動機をなんて言えば…

そのあたりは、転職サイトの担当者とすり合わせていけば大丈夫です。
なので、本音で退職理由や転職の動機を転職サイトの担当者に伝えて、いわゆる“面接用”の理由や動機に言い換えていけば問題ありません。
要は一人で考えないことです。
たくさんの転職者を見てきた担当者に必ず相談しましょう。

Q:職務経歴書って何を書けばいいの?

これまで在籍した職場の規模や期間に加え、実績や特に注力したことなどを記載します。
テンプレートは各転職サイトの担当者に言えばもらえますので、登録後すぐにその旨を伝えましょう。
ちなみに履歴書のテンプレートももらうことができます。

Q:紹介された求人は応募しなければいけないですか?

必ず応募しなければならない、ということは決してありません。
また、採用が決まったにしても年収など提示された際に希望と異なった場合も辞退は可能です。

やってはいけない2つのこと

転職サイトを利用するにあたって絶対にやってはいけないことが2つあります。

それは、

  1. 同じ求人に複数の転職サイトもしくはハローワークから応募
  2. 病院・施設に直接応募

この2つは転職サイト・ハローワークを利用するにあたって絶対にやってはいけないことなので注意して下さい。

この2つをしてしまうと病院・施設、転職サイトに迷惑がかかり最悪の場合、面接前に不採用もしくは転職サイトの利用が停止されます。

禁忌1:同じ求人に複数から応募

これをしてしまうと、病院・施設側と転職サイト側どちらにも迷惑がかかってしまいます。

病院・施設側からすると、2件の応募があるのに違うところから同一人物が応募しているというような状況になり混乱します。

また、転職サイト側もどちらのサイトからの紹介なのか曖昧になってしまいます。

病院・施設側はどちらに返信すればいいか分からなくなると同時に「きちんと管理できない人」とみなされる可能性も。

ハローワークを利用する際も同じです。

禁忌2:病院・施設へ直接応募連絡

転職サイト、ハローワークで紹介された求人に直接求職者(転職希望の作業療法士)が連絡することも迷惑行為になります。

ハローワークは、ハローワークの紹介状を送付してその後の転職活動が始まるルールになっています。

また、転職サイトの場合も同様です。

特に、転職サイトは求人を出している側(病院や施設)に紹介料をもらって運営されています。

なので、直接連絡すると転職サイトに迷惑がかかってしまいます。

病院・施設側もこのようにルールを守らない求職者から直接連絡を受けても、その時点で「常識がない」と断られるケースもあるようです。

なので、応募の段階での直接連絡は絶対に行わないようにしましょう。

 

最後に作業療法士が転職するにあたって、果たして有利な状況なのか?はたまた厳しい状況なのか?ということについて解説していきます。

統計からみる作業療法士の転職事情

作業療法

結論、作業療法士の転職は、決して難しいものではありません。

その理由として、OTの資格保有者は年々増加しているものの、リハビリテーション職の中では、職域も広く、また女性比率も高いため一定の循環は起きやすい職種だからです。

作業療法士の統計情報から読み解く転職事情

【作業療法士の資格保有者と協会会員数の推移】

作業療法士の資格保有者数と会員数

上記のデータは2014年のもので少し古いものですが、2021年時点で約8万人の作業療法士免許の保有者がいます。

毎年、右肩上がりに増加している所を見ると、供給過多になるのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、同じリハビリテーション職でも理学療法士との違いがあります。

それは男女比です。

理学療法士の男女比は、男性6:女性4となっています。

一方、作業療法士は、男性4:女性6の割合です。

そこで、「性年齢階級別就業率」というものを見ていきましょう。

【性年齢階級別就業率】

PT・OT性年齢階級別就業率

この表からわかる通り、PT・OTともに、女性の30-40代の就業率が下降します。

おそらく、結婚、妊娠、出産が関係しているのだと考えます。

PT・OTともに同じくらい下降していますが、先ほどお話しした通りOTの方が女性の割合が大きいです。

なので、OTの方がPTよりもこの下降のインパクトが大きいことになります。

平たく言えば、OTの方が職場の【空き】が出やすいということ。

このことからもOTは、流動性が高いので決して転職が難しいということはないです。

特に○○のリハは転職で有利!もちろん年収UPも

ずばり、介護保険領域のリハビリテーションは年収UPを行いたい人には非常に有利です。

なぜか?といえば簡単に説明すると…

  • 現時点でも医療保険分野よりも需要が大きい
  • 2040年までもすでに需要拡大の見込みは出ている
  • 介護保険分野にはOT全体の約30%しか就業していない

この3つの理由からです。

まず、令和元年の時点で作業療法士の有効求人倍率は4.5倍超です。

理学療法士が1.2倍だったことと比較すると作業療法士自体の需要の大きさが分かるでしょう。

しかし、作業療法士全体の需要が大きくなっているか?と、言われるとそうではありません。

作業療法士の約70%が医療保険分野(病院やクリニック)などに属していますが、需要が大きいのは介護保険分野です。

厚生労働省のデータによると…
現在の作業療法の需要は、
医療保険分野…16,685
介護保険分野…25,079
※上記は求人数ではなく、需要を数値化したものです。

このようになっているにも関わらず、介護保険分野にはOT全体の30%ほどしか属していません。

なので、有効求人倍率が高いのもこのように介護保険分野の作業療法士が十分に満たされていないからといえるでしょう。

そうなると当然、どこも作業療法士を確保したいので好待遇にせざる得ません。

よって、作業療法士の方は介護保険分野を目指すと年収UP転職の近道といえるでしょう。

作業療法士として転職を成功させるには

作業療法士

作業療法士として転職を成功させるには、情報量を多く持って、いかに多くの選択肢の中から絞り込むかということです。

現在のリハビリテーション職全般に言えることですが、転職先を見つける際の選択肢が増えてきています。

ということは、求人を出す側(病院や施設など)も、どこに求人を出すのか選択肢が広がっているということです。

以前は、リハビリテーション職の求人といえば、ハローワークに一極集中していました。

なので、転職を考えた際はハローワークだけを頼りに転職活動を行ていれば満足いく転職をすることができました。

しかし、求人を出す側も、転職を希望する側も多様になり、ハローワークのみならず、求人情報誌や転職サイトなど幅広くなりました。

なので、以前のようにハローワークだけを頼りにして転職活動を行うと、十分に選択肢を得ることができなくなりました。

実際に、ハローワークに一切掲載されない求人が転職サイトには数多く存在します。

逆も然り。

なので、広く情報を集めることが重要です。

ハローワークも転職サイトもどちらも無料です。

使うメリットはあれど、デメリットはありません。

できるだけ多くの情報から、本当に自分の求める職場を探して転職を成功させたいものです。

転職は人生でそう多くはない岐路です。

どうせなら後悔なく、「転職して良かった!」と思いたいですね。

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