理学療法士から未経験業種の一般企業へ転職するために徹底解説
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“理学療法士(または作業療法士、言語聴覚士)を辞めて、キャリアチェンジしたい!”
“理学療法士から未経験の業種、一般企業に転職するには?”
上記のように、現在、理学療法士(または作業療法士、言語聴覚士)として勤務しているがリハビリテーション職を辞めて一般企業に転職したい、という方も多いのではないでしょうか?
年々リハビリテーション職、特に理学療法士が増加する中、このように考え、そして実際に未経験の異業種に転職する方も増加しています。
- 給与が少ない、年収が低い
- 将来性が見いだせない
- 仕事が合わない
…など、理由はいろいろあるとは思います。
そして、私も理学療法士として6年間整形外科のクリニックに勤務したのちにキャリアチェンジをし、今では日々パソコンの前で仕事をするIT職種となっております。
ただ、これらから異業種転職をしようとする中で
「理学療法士から他職種へ転職したい。どうやって転職できるのか?そもそも転職できるのか?事例や具体的な方法があれば参考にしたい!」
など、不安や疑問を持つかと思います。
そこで今回は、理学療法士から未経験の他職種、一般企業への転職について求人の探し方や書類作成はもちろん、実際に面接で聞かれたことなど一挙にまとめて徹底解説していきます。
この記事は、私のリアルな体験や周りの異業種転職を成功させたPT/OT/STの方の体験、転職エージェントからの助言を含んでおります。
実際の転職活動の参考にしていただければ、かなり高い確率でリハビリテーション職から一般企業へ転職を成功させることができるはずです。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
理学療法士から一般企業へ転職!
本記事では、理学療法士を含めたリハビリテーション職から未経験の業種・業界、一般企業に転職を考えている方に向けて、
- 未経験でも異業種に転職できるのか?
- どうすればできるのか?
- ポイントや気を付けることは?
ということに関して、転職完了までのロードマップを0から解説していきます。
実は、このようにリハビリテーション職から一般企業への転職にチャレンジしようとする方は皆さんが思っているよりは多いのです。
ですが、うまく転職できる方・できない方がいらっしゃるのも事実です。
こういった転職希望を持っている理学療法士、リハビリテーション職の方が少しでも多く転職できるように私の実体験や公表されているデータなども踏まえながら紹介していきます
実際どのくらい理学療法士から異業種へ転職している?
2021年の理学療法士協会のデータによれば、約1.55%の理学療法士が一般企業に属しているといわれています。
ですが、実際はもう少し割合は大きいのではないかと考えます。
なぜなら、上記の約1.55%というのは理学療法士協会に属しながら一般企業で勤務している方を対象にしているからです。
そもそも、理学療法士になっても理学療法士協会に属していない方も多く、また理学療法士という職業を離れるとなれば理学療法士協会を退会することも珍しくはないでしょう。
ちなみに…
2019年時点での累計の理学療法士国家試験の合格者=172,285人
今回紹介した、一般企業に属する理学療法士というのは、2021年時点での理学療法士協会に属する方のうちの約1.55%です。
2021年時点での理学療法士協会の会員数=91,064人
このうちの約1.55%ということは…
91,064人×約1.55%=約1,412人となります。
なので多数派ではないことは事実です。
ですが理学療法士100人中1~2人は、いずれ別の進路を選択すると考えると、決して珍しい話ではないといえるでしょう。
では、なぜ高い学費・3~4年の修学期間・国家資格を持ち、“安定”といわれるリハビリテーション職を差し置いて、わざわざ一般企業に行くのでしょうか?
なぜ、“安定の”リハ職から一般企業へ転職を考えるのか?
これを考えるには、理学療法士が転職を考えるきっかけを知ることが近道でしょう。
というのも、理学療法士が転職を考えるきっかけのほとんどは、
- 給与・年収
- 人間関係
- リハビリテーション職の将来性
この3つが大半を占めます。
ただし、これらがきっかけになってもすぐに“一般企業へ転職”とはならないでしょう。
以前、>>「理学療法士はやめとけ」と言われる理由とは?で紹介したように理学療法士が退職を考えるきっかけとして下記のようになっています。
(複数回答不可)
《理学療法士の転退職の原因になった悩み》
このような悩みや考えがきっかけで退職を考えるようになるというのが現実です。
ただし、
- 給与や年収
- 人間関係
これらがきっかけの場合、理学療法士という職業を辞めずに職場を変えることで解決することは可能です。
今より給与・年収が高い病院・クリニック・施設に転職すればよいですし、人間関係の良い職場に転職することで解決はできます。
(もちろん理学療法士である限り大きく年収を伸ばすことは難しいので、一般企業への転職を考える方も多いです。)
ですが“理学療法士の将来性”がきっかけの場合、理学療法士として転職してもこの悩みは解決しません。
この場合は、もう理学療法士以外の道を選択しなければならないでしょう。
しかも理学療法士が退職を考えるきっかけの第3位で15%にものぼり、決して少ない割合とは言えません。
“安定”“安泰”の代名詞のような医療・福祉業界の一角のリハビリテーション職。
本当に理学療法士、リハビリテーション職というのは将来性がないのでしょうか?
理学療法士には“将来性がない”は本当か?
結論、全体的な見通しは明るくないものの「理学療法士には将来性がない!」とは一概に言えません。
が、しかし。
一概に言えないとはいえ、決して理学療法士、リハビリテーション職から一般企業への転職を視野に入れるというのは間違ってはいないとも思います。
一昔前のような、理学療法士だというだけで全員が好待遇に恵まれるということは今後ありません。
また、給与やその他待遇が頭打ちになる理学療法士が多数派になるということはデータ上は既に明らかになっています。
今後一昔前のように好待遇で迎えられない理由には、すでに周知のとおり理学療法士の人数が増え、希少価値が低くなったことが挙げられます。
一方で“理学療法士不足”が発生し、今後も不足状態が続くであろうと予測されているリハビリテーションの分野もあります。
こういったことから、大多数の理学療法士は給与や待遇は頭打ちになりますが、一部は昔ほどではないものの、まだまだ好待遇は期待できるという状態になっています。
なので“全体的な見通しは明るくないものの「理学療法士には将来性がない!」とは一概に言えない”のです。
では、
- どのようなPT、リハ分野にはまだ期待できるのか?
- どのようなPT、リハ分野は今後あまり期待できないのか?
このことについて解説していきます。
こんなPTは“まだ”将来性は明るい
ズバリ介護保険分野のリハビリテーションは今後も十分に明るいです。
特に地方の過疎地であればあるほど、理学療法士という存在の希少価値は大きくなります。
そもそも、今でも地方の介護分野の理学療法士、リハビリテーション職は需要に対して少ないのが現実です。
また、今後も介護分野のリハビリテーションの需要は拡大の一途をたどるデータも示されています。
よって、介護分野のリハビリテーション、特に地方の介護分野のリハビリテーションは仕事も十分に確保されており、かつ好待遇も望めるでしょう。
では、もう少し詳細に解説していきましょう。
まず、現状理学療法士の分布は…
【医療:介護:その他=7:3:1】
となっています。
しかし、求人数はというと…(少し古いデータですが)
《分野別求人数の推移》
出典:日本理学療法士協会
このように2008年以降、介護分野の求人数は急激に伸びています。
また、作業療法士(OT)のデータも含んでいますが、今後も介護分野のリハビリテーションは下記のように需要は推移すると予測されています。
年 | PT・OTの需要推計 |
2018 | 25,079 |
2025 | 31,552 |
2040 | 38,282 |
出典:厚生労働省
※求人数ではなく、需要を数値化した値です
このように、介護分野の需要は10年以上前から伸びているにも関わらず、しかも今後も伸び続ける予測が出ているにも関わらずいまだ配置されている理学療法士が少ないのが現状です。
よって、理学療法士、リハビリテーションの中でも介護分野に限っては、
「仕事がなくなるかも」
「昇給が望めない?!」
といった心配は少ないかもしれません。
ですが…
こんなPTは今後頭打ち
もうお分かりだと思いますが、医療保険分野の理学療法士は今後さらに厳しくなる見通しです。
理由は先ほどグラフでお見せした通り、医療保険分野は介護保険分野の逆の動きをしているからです。
医療保険分野の求人数は、2007年を境に急速に下降しています。
が、しかし。
こうして医療保険分野の求人数が落ち込む中、いまだに7割の理学療法士は医療保険分野のリハビリテーションの臨床に属しています。
また、医療保険分野の理学療法士の求人を転職サイトなどで見てみると分かりますが、経験者採用なのにも関わらず10年前の新卒の給与を下回っている求人が多く見られます。
なので、医療保険分野のリハビリテーションは今や“需要と供給”のバランスを逸しているといえるでしょう。
理学療法士の年収や求人の見通しを詳細に知りたい方は、下記の記事を見てみてください。
現実、やはりPTの厳しい状況は続く…
こうしてみると、全員ではないもののやはり多くの理学療法士には厳しい時代が続くことは間違いないでしょう。
なので、未経験でも一般企業への転職を考えるのも有効な手立てだと思いますし、実際私もリハビリテーション職を離れているわけで。
下記のグラフをご覧ください。
これは2018年3月~2022年2月までのGoogleでの【理学療法士 転職 他職種】で検索された回数の月ごとの推移です。
このように右肩上がりで理学療法士が他職種に転職しようと情報を得るべく行動を起こしていることが分かるでしょう。
昨今の理学療法士を取り巻く環境を考えると納得のいく裏付けではないでしょうか?
このくらい、今では理学療法士から一般企業、他職種への転職の機運は高まっています。
ではここからは、
- そもそも自分は一般企業へ転職は可能なのか?
- そして転職をするために具体的にどんなことをするのか?
ということを順に解説していきます。
理学療法士から異業種転職は今からでも可能なのか?
「では、自分は一般企業へ転職は可能なのか?」ということが気になるかと思いますが、結論“正しい選択・手順・方法を知れば今からでも可能”となります。
なぜ“可能”と言い切れるのか?
先ほど紹介したように実際に理学療法士、リハビリテーション職から未経験の一般企業へ転職を成功させている方が、少なくとも理学療法士協会に属しているうちの約1.55%いらっしゃるというのも事実です。
また年々増加しています。
では“正しい選択・手順・方法を知れば”なのか?
そもそも、未経験の異業種へ転職、中でも医療・福祉というビジネス色が薄い業種から一般企業への転職というだけでもハードルが高くなります。
当然、漫然と求人を探して応募、選考…しても、うまくはいきません。
(実際に上手くいかずに、本記事を読まれている方もいらっしゃるでしょう。)
ハードルの高い転職には、正しい戦略・方法・選択が必要になります。
これらを知るためにも、
- どのくらいハードルが高いのか?
- なぜハードルが高いのか?
この辺りの知識は持っておいた方がよいでしょう。
また、これらのことを知ると後々の履歴書・職務経歴書の作成や面接で必ず役にたちます。
(詳細は後ほど。)
そもそも転職って難しいの?
おそらく、一般企業の一般的な転職というのは、皆さんが考えているよりはハードルは高いかと思います。
なぜなら、理学療法士が理学療法士として転職する場合と、一般企業の一般的な転職とでは内定率が大きく異なるからです。
具体的には…
理学療法士が理学療法士として10社受ければ2~3社くらいは内定を貰える場合が多いです。
一方で、一般企業での転職というのは、まず面接前の書類選考の通過率が5~10%ほどです。
もちろん、年齢や業種、業界などで異なります。
ですが、内定を1社貰うまでに20~25社にエントリーするというのは、珍しい話ではありません。
このくらい、理学療法士が理学療法士として転職するのと、一般企業での転職では内定までのハードルの高さが違う、という認識は前提として持っておいた方がよいでしょう。
ただ、この話にはさらに考慮しなければならないことがあります。
なぜ、PTから一般企業だと余計に転職は難しいのか?
先ほどの一般企業の転職の書類選考の通過率5~10%というのは、あくまで経験がある業界・業種での転職の話です。
一般企業の転職というのは、業界・業種の経験があっても、面接まで到達しないことの方が多いのです。
なので、理学療法士から未経験の異業種に転職となれば、さらにハードルが高くなるというのは容易に想像がつくでしょう。
また、理学療法士、リハビリテーション職というのは医療・福祉業界における専門職・技術職です。
先ほども少し触れましたが、一般企業からするとこういった業界・業種出身者を当然「ビジネス感覚が乏しいのでは?」という目で見る傾向が強いです。
こういったことが加わって、PTから未経験の他職種に転職するのはハードルが高くなってしまうのです。
ですが、大丈夫です!
だからこそ“正しい選択・手順・方法”が重要!
こういった背景もあって、やみくもに求人情報を引っ張ってきて、手当たり次第にエントリーしても面接にすら進むことができません。
間違いなくリハビリテーション職、理学療法士から一般企業へ転職できた人と、できなかった人とでは転職における“選択・手順・方法”に違いがあります。
逆に言えば“選択・手順・方法”をしっかり知って、うまくいった人のマネをすればかなり高い確率で転職できます。
確かにハードルの高い転職ではあります。
ですが、実際に成功できた理学療法士も多くいます。
私に至っては、30代で初めて一般企業に転職をしました。
なのでこれから戦略的に転職活動をしていきましょう。
ここからは、転職活動の全体を把握して、これから訪れる書類作成や面接などのポイントを理解して実践していきましょう。
一般企業転職の流れ
理学療法士、リハビリテーション職の転職とはやや流れが異なります。
一番の違いは“選考過程の多さ”でしょう。
理学療法士の転職は、理学療法士免許を持った方々しか応募しません。
なので、ある意味ある程度の知識、スキルは保証されています。
一方で、一般企業の転職の世界は様々な学歴、経歴、スキルを持った方々が同一の求人に応募してきます。
また、圧倒的に応募の母数が大きくなります。
そうなると当然、企業側も慎重に選考する必要ができてきます。
こうした背景から、一般企業の転職では何重にも選考過程が設定されているのです。
以下に、一般的な転職の流れをご紹介いたします。
- 求人検索
↳転職サイト、転職エージェント、ハローワークなど - 書類作成
↳履歴書・職務経歴書 - 書類選考
↳合否判定は1~2週間 - 1次面接
↳担当部署の主任~部長クラス - 2次面接
↳部長~役員クラスもしくは社長の最終面接 - 最終面接
↳2次面接が最終の場合も多い。通常は社長が面接 - 内定、入職手続き
↳内定承諾書提出までは辞退は可能 - 入社
これだけ多くの選考ポイントがあり、かつ様々な経歴やスキルを持った方々と競争することになるのが一般企業の転職です。
ただし、各選考である程度の“勝ちパターン”というのもあります。
なので、ここからは各選考での“勝ちパターン”ともいえるポイントを押さえながら解説していきます。
まずは転職可能な求人を効率よく探すことから!
ここで8割方、内定を貰えるか否か決まると思っておいた方がよいでしょう。
特に理学療法士、リハビリテーション職から未経験の業種に転職を考える場合は特に当てはまります。
なぜ、ここまで言い切れるかというと、世の中には一見広く門戸を開いているように見えるけれども、通常の経歴やスキルでは到底面接にすら進むことすらできない求人が結構あります。
ましてや未経験で応募しようなら、書類すらまともに見られず、合否の結果さえ連絡のない場合もあります。
こういった求人を見極めずに、ひたすら応募しても時間の無駄です。
応募しても採用の可能性が0%なのですから、心が折れて終了です。
ただ、厄介なのがこういった求人は、あたかも応募の敷居が低いような雰囲気をもっていて給与や待遇の条件も悪くないことです。
もちろんこういった求人が全てそうだとは言い切れませんが、一般企業転職には結構見受けられるます。
なのでまずは“1%でも採用の可能性のある求人”を見極めらるようになりましょう。
異業種転職で狙うべき求人
業種・業界問わず未経験歓迎をはっきりとうたっている求人を優先に応募すべきです。
もちろん、“未経験歓迎”をうたっていないから未経験人材を採用しないというわけではありません。
しかし、99.99%内定はないと思っていただいてよいでしょう。
そのくらいまずは“未経験歓迎求人”をピックアップしましょう。
学歴などで応募条件のハードルが低く、かつ採用条件が良いとつい応募したくなるのもわかります。
ですが、企業側から明確に“未経験歓迎”の意思表示を示していなければ採用の可能性は低いと考えて間違いないです。
転職活動をしてみると分かると思いますが、1社応募するのに意外と心身共に労力を使います。
どの企業・求人に応募するかはもちろん自由ですが、まずは未経験歓迎求人を優先して、余力があれば、そうでない求人にチャレンジしましょう。
どこで採用の可能性のある求人に出会えるのか?
結論、
- 転職サイト、エージェント
- ハローワーク
月並みかもしれませんがこの2つを駆使することです。
できれば併用することです。
どちらも無料で利用できます。
これまでお話ししてきた通り、一般企業の転職というのはリハビリテーション職の転職よりもハードルは高くなります。
さらに未経験の他職種となればなおさらです。
ということはもう“数を打つ(=できるだけたくさん応募する)”ことは必須となります。
数を打って内定を貰った結果、入社するかはその後決めればいいことです。
まずは面接まで進み、内定を獲得すること。
なので、この2つはほぼ必須といって間違いありません。
ただし、この2つをやみくもに利用しても入社までの道のりは遠いでしょう。
ここからはこの2つで効率的に、かつ確実に内定の可能性のある求人を探す方法をお伝えします。
転職サイト、転職エージェント攻略法
まず、使うべき転職サイト、転職エージェントを2つ、多くて3つまでに絞り込むことです。
できれば、転職サイトと転職エージェント1つずつが望ましいです。
(転職サイトと転職エージェントの違いは後ほど。)
なぜ、星の数ほどある転職サイト・転職エージェントをわざわざ絞り込む必要があるのでしょうか?
それは、転職サイト・転職エージェントごとに対象者が異なるからです。
今回は、理学療法士、リハビリテーション職から未経験の職種、初めての一般企業転職ということで転職市場では不利な状況からのスタートとなります。
ということは、このような未経験の転職希望者をしっかりサポートしてもらえるような転職サイト・転職エージェントの選択が必須です。
数ある転職サイト・転職エージェントの中には、このような“不利な状況”の転職希望者を対象としていないものが結構あります。
仮に登録はできたにしても、
- そもそも対象となる求人がない
- 担当者が全く相手にしてくれないor連絡がない
このようなことは、ごく普通にあります。
なので、使うべき転職サイト・転職エージェントを絞り込むべきなのです。
未経験転職の時に使うべき転職サイトはコレ!
理学療法士、リハビリテーション職から未経験の一般企業へ転職を考える時に以下の転職サイト・転職エージェントを利用すれば間違いないです。
これから紹介する転職サイトは、実際に私自身が利用したものや、周りの一般企業転職を成功させた方々が利用して実績を上げています。
また、明確に未経験転職をサポートしているというのも大きな特徴です。
ただし、サポート対象地域などが限定されているサイトもありますので、この辺りはしっかりチェックしていきましょう。
なお、各サイトの詳細や口コミ・評判に関しては、解説記事を貼ってありますので、そちらを参考にしてみてください。
1.doda
▼公式サイト▼
https://doda.jp/
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
対象者 | 転職希望者 |
求人数 | 約10万件、非公開求人を含む |
対象地域 | 全国 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、FCオーナー、業務委託 |
利用料・登録料 | 無料 |
サービス内容 | 混合型転職サイト、求人検索・紹介、転職サポート、スカウト機能 |
特徴 | サイトに掲載されている求人情報の数は国内最大級。 業種・職種ごとの専任のキャリアアドバイザーがマッチングを行うdodaエージェントサービスでは、転職相談から求人紹介、面接対策や応募書類作成までサポート。 |
\求人数10万件超/
【dodaのイチオシポイント】
- 求人数が自体が10万件と多く、未経験歓迎の求人も多い。
→未経験でも応募できる求人が見つかりやすく、応募できる求人が多い。 - 求人サイト型転職サイトとエージェント型転職サイトの混合型の転職サイト
→複数サイト登録せず、dodaだけで転職活動を完結させることも可能。
※求人サイト型とエージェント型の違いは次の項で解説します※
dodaは、私も実際に利用して内定・入社を決めることができた転職サイトで、理学療法士から一般企業に転職するならまず利用しておきたい転職サイトです。
求人数や未経験歓迎求人が見つけやすいことも魅力ですが、個人的にはdodaのエージェントサービスは応募企業へ積極的にdodaから推薦してもらえるなど特にエージェントサービスが魅力的だと感じました。
【dodaの口コミ・評判(抜粋)】
2.未経験ナビ
▼公式サイト▼
https://lp.snapjob.jp/navi/
運営会社 | 株式会社ROXX |
対象者 | 高卒以上の18~35歳までの転職希望者 |
求人数 | 2,400以上 |
会員数 | 年間約60,000人が利用 |
対象地域 | 東京・埼玉・神奈川・千葉・大阪・愛知 |
雇用形態 | 正社員求人 |
利用料・登録料 | 無料 |
サービス内容 | 求人紹介、転職サポート |
特徴 | 転職エージェントで未経験に特化しており、多くの求人が経歴よりポテンシャル重視。 |
\未経験業種への転職に有利!/
【未経験ナビのイチオシポイント】
- 未経験前提での求人に特化
→他の転職サイトと違い経験者と競争せずにポテンシャル重視で選考に進める - 内定率が業界平均の3~4倍高い(未経験ナビ:12.5% 業界平均3~5%)
→求職者と募集企業としっかりマッチした求人を紹介してもらえ、かつ内定へ向けサポートが手厚いので高い内定率となっており効率的な転職活動が可能。
数少ない“未経験”に特化した転職サイトで、まさにこれからリハビリテーション職から一般企業へ転職したい方向けと言えるでしょう。
理学療法士から異業種転職に最もふさわしい転職サイトのように思えますが2つ注意点があります。
- 対象地域が一都三県、大阪、愛知のみ
- 対象年齢が35歳まで
ということです。
よって、上記に当てはまる方は優先して利用したい転職サイトではありますが、1つでも当てはまらない方はご利用頂けない、ということが注意点です。
【未経験ナビの口コミ・評判(抜粋)】
3.リクナビネクスト
▼公式サイト▼
https://next.rikunabi.com/
運営会社 | 株式会社リクルート |
対象者 | 転職希望者(新卒は除く) |
求人数 | 52,257件(2021年12月時点) |
会員数 | 約1,043万人(2021年12月時点) |
対象地域 | 全国 |
雇用形態 | 正社員求人が中心 |
利用料・登録料 | 無料 |
サービス内容 | 求人検索、スカウト機能 |
特徴 | 転職活動者の約8割が利用する転職サイト。大手企業から地方の中小企業まで多種多様な求人を取りそろえている。 |
\転職者の8割が利用!/
【リクナビネクストのイチオシポイント】
- 求人数が多いこと更新内容が充実
→未経験歓迎求人が発見しやすく、新たな求人・最新情報が入りやすい - 転職者の約8割が利用
→日本の転職ではもはや鉄板の転職サイトで信頼の証ともいえる
求人型転職サイトでいえば実績、利用者ともに日本最大級の転職サイトです。
利用者が多いので求人も集まりやすく、また更新(週に2回)のたびに新たな求人が追加され最新の求人情報を得ることができます。
また、あまり知られてはいませんがリクナビネクストに掲載している企業は、掲載料を支払って掲載しています。
なので、採用しようが採用しまいが企業からすれば費用がかかってしまうということです。
ということは、ここに掲載している企業というのは採用意欲の高い求人が集まっているといえるでしょう。
なので、未経験歓迎の求人を見つけることができれば、異業種転職に向け大きな一歩を踏み出せることでしょう。
ちなみに私自身もリクナビネクストで内定を頂いた経験もあります。
【リクナビネクストの口コミ・評判(抜粋)】
4.マイナビエージェント
▼公式サイト▼
https://mynavi-agent.jp/
運営会社 | 株式会社マイナビ |
対象者 | 首都圏・関西圏・東海圏の20代~30代の転職希望者がメイン |
求人数 | 非公開、数万件 |
非公開求人 | 非公開、数万件 |
対象地域 | 首都圏・関西圏・東海圏 |
業界・求人内容 | 幅広く、ほぼ全業種。大手企業からベンチャー企業まで |
雇用形態 | 正社員 |
利用料・登録料 | 無料 |
サポート内容 | 対面もしくはWEBで面談。 電話、メール、LINEでの対応も可能。 ・求人紹介 ・応募書類添削 ・推薦書作成 ・面接対策 ・日程調整 ・給与待遇交渉代行 ・その他サポート、相談など |
特徴 | 転職エージェント。 転職業界大手で、求人数だけでなく実績も抜群。 特に初めての転職の方や異業種転職・キャリアチェンジを行いたい方におすすめ。 |
\利用者満足度90%超/
【マイナビエージェントのイチオシポイント】
- 業界・業種・企業規模、ほぼ全て網羅
→業界・業種がすでに決まっているのであれば大いに価値あり - 利用者満足度90%超
→サポート力は定評があり初めての転職でも心配なし
転職に関して、特に異業種・未経験業種への転職活動に関して疑問・不安がある方は要チェックです。
他の転職エージェントと最も大きく異なるのが実績でしょう。
転職業界では言わずと知れたマイナビが提供するエージェントサービスで、求人紹介はもちろん、履歴書・職務経歴書の作成から面接対策までノウハウは十分と言えます。
特に、求人を出している企業の情報を豊富に持っているので、応募前からある程度どのような職場環境か知ることができ、こうした情報をもとに対策も十分にできるのでしょう。
こういったことがが利用者満足度90%超につながり、特に「20代に信頼されている転職エージェント」では1位となっています。
ただし、注意点もあります。
地方で理学療法士から異業種転職を目指す方には非常に残念ですが、対象地域が関東・関西・東海となっていることです。
なので、関東・関西・東海で「一般企業への転職でまず何からすればいいのか、そもそも転職できるのか不安…。」という方は是非相談してみましょう。
【マイナビエージェントの口コミ・評判(抜粋)】
やはり大手だけあって、企業の情報をしっかり握っていました。
そのおかげで書類選考、面接もスムーズに通過。
もちろん私のように全てスムーズにいくケースばかりではないと思いますが“傾向と対策”は転職において非常に重要だと感じました。
転職自体が初めてで、そもそも自分なんかが転職できるのだろうか?そして何からすればいいのだろうか?というところから私の転職活動がスタート。
複数転職サイトや求人サイトに登録しましたが、やはり定評通りマイナビエージェントが一番丁寧にサポートしてくれました。
おかげで登録から3か月足らずで無事転職できました。
転職サイトと転職エージェントってどう違う?
この2つの大きな違いは、担当者(エージェント)が付くか、付かないかです。
どちらのメリット・デメリット(代表的なものだけ、一部)も踏まえて、もう少し詳細に…
- 転職サイト
→自分で求人を探し、自分で転職活動を進める。《メリット》
・自分で希望する条件で幅広く求人を探せる
・自分のペースで転職活動を進められる《デメリット》
・自己流の転職活動でうまくいかないことも
・履歴書・職務経歴書の添削、面接対策が不十分 - 転職エージェント
→担当者(エージェント)と二人三脚で転職活動を進める《メリット》
・書類対策、面接対策を含め手厚いサポート
・求人サイトにはない求人を紹介してくれることも《デメリット》
・転職活動のペースはエージェント次第
・基本的にエージェントが紹介した求人から応募する求人を探す
両者でこのように違いがあり、またどちらにもメリット・デメリットがあります。
なので、できればどちらも1つずつ利用して、お互いのメリットを享受しながら転職活動を進めることをおすすめします。
また、今回紹介した転職サイト・転職エージェントを分類すると…
このようになります。
各サイト無料で利用できます。
なので気になるサイトを覗いてみて、自分に合いそうなサイトに登録しましょう。
迷ったらとりあえずコレを利用すればOK!
とはいえ、
「この中でもどれが一番いいのか?」
「とりあえずどれを選べばいいのか?」
こういった疑問を持つ方も多いかと思いますが、結論dodaを選べば問題ありません。
理由としては、
- 地域制限がない
- 求人数が10万件以上
- 転職サイト、転職エージェントどちらも使える
→特にこれがイチオシの理由です。
こういった理由から、未経験職種への転職で“どれを使うべきか?”迷った時は、まずはdodaを選んでおけば間違いないでしょう。
ハローワークから応募する
まずは、ネットでハローワークに出されている求人を見てみましょう。
ハローワークは、基本的に平日の日中しか空いていません。
土日祝休みの職場で現在働いている方はハローワークに足を運ぶことは難しいでしょう。
また、仮に平日通えたにしても目ぼしい求人があるとも限りません。
なので、まずはハローワークに出されている求人をネットで見てみましょう。
上記から全国のハローワークに出されている求人を見ることができます。
また、ハローワークマイページ、求職者番号をお持ちでない方も求人を見ることはできます。
ただし、企業名が伏せられている場合があります。
(雇用条件は、見ることはできます。)
この場合、ハローワークに行かなければ企業名を知ることはできません。
さらにちょっと良いことも!
あらかじめネットで求人を検索しておくと、いざハローワークに行ったときにスムーズに応募することができます。
ハローワークの求人には、必ず【求人番号】というものが付いています。
その番号をあらかじめメモしておき、ハローワークの窓口で伝えるだけでかなり時間のロスなく応募の手続きまで進めます。
上記、赤枠で囲った部分の数字をあらかじめメモしていき、窓口で伝えましょう。
※一部情報を隠しています。
ちなみに、応募する求人の数に上限はありませんし、また今住んでいる居住県外の求人も閲覧・応募も可能です。
ハローワークでの応募の流れ
- 求職者番号の発行を受付窓口で受けて手続きを行う
→ハローワークで行います。 - 応募したい求人とその求人番号を控える
→ハローワーク内のパソコンでも求人検索はできます。 - 応募窓口で応募したい求人番号を伝える
- 紹介状を発行してもらい募集要項を受け取る
→即日受け取れます - 履歴書・職務経歴書を応募企業に郵送
- 書類選考
- 1~2次面接
- 内定
ハローワークの場合、紹介状を発行してもらい応募することになります。
なので、ネットで求人を見つけても一度ハローワークに足を運ぶ必要があります。
また、転職サイトや転職エージェントには掲載されていない求人もあることからできることなら転職サイト・転職エージェントとも併用することをおすすめします。
求人探しと並行して書類作成を
まず転職の選考は、書類選考から始まるため、できれば転職開始と同時に志望動機以外を埋めた履歴書・職務経歴書を作成しておいた方がよいでしょう。
大体の企業で書類選考の合否が出るまでに1週間、長いところで2週間かかります。
応募が決まったらすぐに出せる準備をしておいた方が、内定までの日数も短くて済みますのでぜひ、求人探しと並行して作成を進めておきましょう。
履歴書・職務経歴書を作成するにあたり必要なものは以下のものです。
《準備するもの》
- パソコン
- 証明写真
→メール送付の場合はデータで保存 - 履歴書
- 職務経歴書
- 白封筒
- クリアファイル
- 送付状(郵送提出の場合)
- 切手(郵送提出の場合)
履歴書作成のポイント
基本的に履歴書の作成はパソコンで行います。
理学療法士、リハビリテーションの転職では、手書きが基本とされていますがこの辺りにまず違いが出ています。
恐らく、基本的なパソコンの扱いができるのか?というのも見ているのでしょう。
ただし、ごくまれに手書き指定の履歴書提出を求める企業があるようなので、その時は手書きで作成して提出しましょう。
以下は、実際に私が転職時に使用した履歴書です。
ぜひ、参考にしてみてください。
※一部情報を変更しています。
※テンプレートダウンロード案内が本項目の下部にあります。
①日付
作成した日ではなく提出する日を記載します。
郵送の場合は投函した日、面接で直接渡す場合は面接の日付を記載します。
②本人写真
パソコンで作成するため本人写真のデータがなければなりません。
写真のデータは、街中にある証明写真撮影ブースで撮影した写真をデータで指定したメールアドレス宛に送信してもらえる機能がついているので、そちらを活用しましょう。
写真はスーツで撮影し、スマホ撮影のものはNGです。
③年齢
年齢は履歴書提出時の年齢を記載します。
なので作成時の年齢ではありません。
「①日付」の前に誕生日を迎えるのであれば、新たな年齢を記載しましょう。
④学歴
まず1行目は「学歴」と記載します。
基本は、中学校卒業から最終学歴(中退も含む)までを記載し、西暦もしくは和暦(昭和、平成、令和等)で年月で統一しましょう。
注意点は【平成15年→H15】などのように和暦を略さないことです。
⑤職歴
学歴同様に1行目は「職歴」と記載します。
アルバイトやダブルワークを含む、最終学歴以降に就業した職歴を記載し、学歴同様に和暦で略してはいけません。
(学生時代のアルバイトは記載しなくてOKです。)
現在までの職歴を記載したら、
・1行下に「現在に至る」
・さらに1行下の右詰めに「以上」
このように記載すれば職歴欄は完成です。
⑥免許・資格
国家資格のみならず、民間資格でも記載してOKです。
また、理学療法士から一般企業に転職するにあたっても「理学療法士免許」はもちろん「福祉住環境コーディネーター」などもあれば記載しましょう。
また忘れてはならないのが運転免許証です。
介護分野でもそうですが、一般企業でも運転免許証の有無で業務範囲が変わってくることもあります。
なので、運転免許証を保有している場合は必ず記載しましょう。
⑦自由記載欄
ここは何を記載してもOKですが通常は、
・自己PR
・志望動機
のどちらかとなります。
おすすめは「自己PR」です。
志望動機を書く場合、応募する企業ごとに書き直さなければなりません。
また、面接でも間違いなく志望動機は聞かれますので履歴書では「自己PR」を書くことをおすすめします。
この部分は非常に重要なので「どういったことを書けばいいのか?」といった具体的なこと次項の【書類選考通過のためのポイント&注意点】で詳細に解説します。
⑧通勤時間
引っ越しを伴わない転職を考えているのであれば、現在居住している住所から応募先までのおおよその時間を記載しましょう。
また、引っ越しを伴う転職や勤務地が未定の場合は空欄でも大丈夫です。
⑨扶養家族・配偶者・配偶者の扶養義務
扶養家族とは、簡単に言えば自分の収入で養っている家族のことです。
なので、独身・一人暮らしの場合は扶養家族も配偶者無しとなります。
⑩本人希望欄
特に待遇や勤務時間等で希望がない場合は、
「特に希望はありません。御社に規定に従います。」と、記載すれば大丈夫です。
希望がある場合は、
「子供の保育園の送迎のため18時30分までの勤務を希望いたします。」といったように記載しましょう。
※作成完了したら必ずPDFに変換しましょう※
(左上)ファイル
↓
(左側)エクスポート
↓
PDF/XPSの作成をクリック
↓
保存名:○○株式会社(応募する企業名) 御中 履歴書
↓
保存をクリックし、完了
職務経歴書の作成のポイント
職務経歴書も履歴書同様にパソコンで作成することを基本とします。
また、職務経歴書自体、作成するのが初めてという方もいらっしゃるでしょう。
職務経歴書とは、履歴書の“職歴”の部分をより深堀した書類だと思っていただければよいです。
作成の際は、ぜひ下記の職務経歴書を参考にしてみてください。
履歴書同様に実際に私が転職の際に使用したものです。
※一部情報は変更しています。
※テンプレートダウンロード案内が本項目の下部にあります。
①日付
履歴書の日付に合わせれば問題ありません。
②職歴要約
期間・所属企業、病院、施設を記入すれば大丈夫です。
職歴の古いものから順に書きましょう。
③職務経歴詳細
- 期間:入職月~退職月
- 会社名:病院、施設の場合もここに法人名から記載
- 業種・職種:医療、福祉または職種ならリハビリテーション職
- 雇用形態:正社員、有期契約社員、パートなど
- 従業員数:所属当時の従業員数(わからない場合はおおよそでOK)
④担当業務
ここは非常に重要な部分で、ここに記載されている内容を面接でも深堀してきかれたりします。
また、提出書類での最大のPR箇所になります。
記載する内容としては、
- 行っていた具体的な業務
- 実績
- 役職(あれば)
この辺りの詳細を記載しましょう。
また、私の場合はこれまで3か所で勤務していたので③④を3か所記載していますが、これまでの職歴が1か所の場合は1つ記入して残りの記載部分は空白で結構です。
⑤資格・特技・PCスキル
履歴書にも資格の項目はありますが、職務経歴書にも記載しましょう。
また、リハビリテーション職だとPCスキルをあまり得意としない方も多いかと思うので、その時は「仕事の中での特技」(コミュニケーション能力や問題解決のスキルなど)記載すれば問題ありません。
基本的に、理学療法士から未経験の一般企業への転職の場合は今すぐに使えるスキルよりも素養(コミュニケーション能力や問題解決のスキルなど)を重視されます。
※作成完了したら必ずPDFに変換しましょう※
(左上)ファイル
↓
(左側)エクスポート
↓
PDF/XPSの作成をクリック
↓
保存名:○○株式会社(応募する企業名) 御中 職務経歴書
↓
保存をクリックし、完了
提出方法
書類提出は、大きく3つの方法があります。
- 郵送で提出
- メールで提出
- 転職エージェント経由で提出
このうち、③の転職エージェント経由で提出する際は、作成した書類をそのままエージェントに渡せば問題ありません。
しかし、郵送とメールの場合は提出の仕方がありますのでここから各提出方法をお伝えします。
郵送で提出
郵送の場合、作成した履歴書・職務経歴書のほかに下記のものを準備しましょう。
- 白封筒
- クリアファイル
- 切手
- 送付状
- 履歴書
- 職務経歴書
提出の方法は、クリアファイルに履歴書・職務経歴書を入れ、一番上に送付状を入れます。
書類の入ったクリアファイルを、切手を貼った白封筒に入れポストに投函すれば完了です。
《白封筒の記載例》
《送付状の記載例》
※本項目の下部からテンプレートをダウンロードできます
メールで送付する場合
送付状(詳細は後ほど)は必要ありませんが、メールであいさつ文と履歴書・職務経歴書を添付している旨は必要です。
特に、あいさつ文に悩まれる方も多いかと思いますので、下記の○○の部分を修正してコピペすれば問題ありません。
以下、メールの例文です。
【件名】
○○株式会社 御中 ○○職応募の件/氏名フルネーム
【本文】
○○株式会社
採用ご担当者様
(名前が分かっている場合:採用ご担当 ○○様)
はじめまして。
○○(氏名フルネーム)と申します。
この度、○○(ハローワークや転職サイト名)で御社の求人情報を拝見し、○○職の応募したくご連絡差し上げました。
本メールにて、
・履歴書
・職務経歴書
2点を添付しております。
ご査収の程、よろしくお願いいたします。
ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、面接の機会を頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
氏名:
郵便番号:
住所:
電話番号:(携帯電話でOKです)
メールアドレス:
上記の例文をメールに記載して、履歴書・職務経歴書を添付し送信すれば完了です。
書類選考通過の可能性がグンと高くなるコツ
とにかく第三者、ハローワークや転職エージェントに添削してもらうことです。
誤字脱字はもちろんですが、エージェントは過去に書類選考に通過した成功事例や、反対に失敗事例も多く見ています。
しかも、無料で活用できますので、活用しないという選択はないでしょう。
ちなみに、転職市場の書類選考の通過率は5~10%といわれてます。
ですが、今回は理学療法士から未経験の職種、初めての一般企業への転職ということでさらに低くなることは想像に易いでしょう。
書類選考は面接よりも通過率が低いといわれています。
書類選考が通過しない限り、次の面接に進むことができません。
なので、書類選考をまず通過するためにもハローワークや転職エージェントを利用することを強くおすすめします。
※各種テンプレート・記載事例はこちら※
履歴書・職務経歴書・送付状のテンプレートは、下記の記事からダウンロードできるようになっているのでこちらもぜひ、ご活用ください。
また、履歴書・職務経歴書の各項目の記載事例もありますので併せて参考にしてみてください。
一般企業の面接ではこんなことを聞かれます
一般企業の面接通過には、もちろんポイントやコツもあります。
また実は、各企業ごとにどんなことを聞かれるのか、事前にある程度知ることもできるのが一般企業の面接の特徴でもあります。
※詳細は後ほど!
というのも、一般企業は医療・福祉業界以上に、各企業ごとの風土や特色が強い傾向にあります。
なので、求める人材にもその企業風土や特色に合うのか?ということを問われます。
そうなれば自ずと、面接で聞く内容も偏りが出てきます。
こういった背景から一般企業の面接はしっかりと対策すると実を結ぶことが多いのも事実です。
まずは、書類選考通過後~面接で合格をもらうまでの流れから解説します。
面接選考の流れ
一般的には、
- 一次面接
→担当部署の主任・課長クラス、人事による面接 - 二次面接
→担当部署の部長・役員クラス、もしくは社長による面接 - 最終面接(二次面接までしかないケースも)
→二次で社長面接でない場合は最終面接で社長面接
こういった流れで面接選考は進めら、各面接の合否は1週間程度で通知されます。
面接の服装・マナー・所持品
面接時の服装は、オンライン面接の場合でもスーツが基本です。
また、会社に出向いて面接を受ける場合、一応履歴書・職務経歴書を白封筒に入れて持参することをおすすめします。
書類選考時に各書類を提出しても、なぜか面接時に再度提出を求められることがごくまれにあります。
(ちなみに理由は不明。おそらく企業の慣習でしょう。)
なので、特に指定がない場合でも一応持参することがベストです。
また到着時間は、早くて開始前の10分、できれば5分前がマナーです。
※早く着きすぎるのもマナー違反です。
面接でよく聞かれる質問事項&回答例・NG例
企業ごとに聞かれる質問には特色がありますが、今回は理学療法士から一般企業への転職ということで実際に各社で共通して聞かれる質問事項&回答例と合わせてNG例をいくつかピックアップしてご紹介していきます。
また、本項目の下部に異業種転職の面接の詳細記事のリンクも貼っておきますので、ぜひそちらも転職活動を始める際、または面接前には参考にしてみてください。
一次面接と二次面接以降で聞かれる質問が若干異なりますので、今回は一次面接と二次面接以降に分けて解説していきます。
一次面接では、主に志望動機を中心としたことを聞かれ、二次面接以降は入社に向けた時期や条件等の具体的な話がメインになります。
一次面接でよく聞かれる質問事項(一部)
■質問1:自己紹介をお願いします
《解答例》
改めまして私、(氏名)と申します。
私の経歴といたしましては、○○年に○○専門学校理学療法学科を卒業後に医療法人○○会 ○○クリニックリハビリテーション室に入職いたしました。
ここでは、整形外科疾患の入院患者のリハビリテーションを行っておりました。
特に手術後で歩行もままならない方が多く、少しでも早期に日常生活を取り戻すべく日々のリハビリテーションはもちろん、自分自身も学生時代以上に勉強に励み、それと同時に職域に関係なく院内の課題の抽出と、それの解決策に取り組むべく院内勉強会を主催してきました。
こういった取り組みを通して、さらに視野を広げるべく理学療法士という枠にとらわれずに仕事をしたいと思い今回応募させていただきました。
本日はどうかよろしくお願いいたします。
《ポイント》
職務経歴書をベースに深堀した話をするということが重要です。
また、理学療法士として複数の施設を経験しているのであれば、各施設で経験したことを詳細に伝えましょう。
また、必ずといっていいほどこの自己紹介の後には「なぜ異業種に?」といった質問が来ます。
なので、自己紹介時に軽くなぜ異業種転職を考えたのか、ということは話しておいても良いかと思います。
×NG例×
・名前、生年月日だけで終わらせる
・〇年に○○病院入職、〇年に退職
といったように、履歴書を見ればわかるようなことを話すだけでは、わざわざ自己紹介をする意味もありません。
面接官が聞きたいことは、経歴はもちろんそこでどんなことを考え、何をしてきたのかということです。
■質問2:なぜ理学療法士を辞めようと思ったのですか?
《回答例》
理学療法士、リハビリテーションという仕事が決して嫌だったということはなかったので、この決断に至るまでにもちろん葛藤はありました。
しかし、資格や職域にこだわらずにもっと広い視点を持ち、学んだことを生かして仕事がしたいという自分自身の思いも同時に芽生えたのもまた事実です。
こういった経緯から、理学療法士という枠を超えて挑戦するという決断をいたしました。
《ポイント》
まずは理学療法士、リハビリテーションをネガティブな理由で辞めたわけではないとアピールすることです。
面接全般に言えますが、ネガティブな理由特に前の職場のネガティブ情報はあまり好まれません。
例え、ネガティブな理由であっても面接の場でそれを披露することはプラスに作用することはないと思って結構です。
×NG例×
・理学療法士の将来性が不安で
・給与、待遇が良くないので
もちろん、理学療法士、リハビリテーション職でこのような実態はあります。
ただ、これを理由にして採用する側はなかなか納得はしないでしょう。
もしあなたが面接官で、このような理由を言われて「採用しよう!」とはならないことは明らかではないでしょうか?
■質問3:前職で学んだことは?
《回答例》
ロジカルに考えること、そして人に寄り添うということです。
例えば、歩けない方に対して、
・なぜ歩けないのか?筋力なのか?また別の要因なのか?
・その原因を特定するためにはどの検査が必要なのか?
・その原因となる要素をどうすれば向上または補完できるのか?
というように順序立て手段を選択すること。
また、手段を選択しただけでは歩けるようになりません。
実行しなければ意味がありません。
ただし、実行するにあたり患者の同意・理解も必要で、そこにはわかりやすい説明と寄り添う気持ちがなければ同意・理解は得られません。
こうしたことを日々積み重ねることが私自身リハビリテーションで得た学びや財産でこれから応用して生かしていきたいと考えています。
《ポイント》
例え職種が異なっても応用できる考え方や気持ちをアピールすることが何よりも重要です。
×NG例×
・PNFという手技を学びリハビリテーションへ生かしました
・解剖学を基礎から徹底して学び現場で生かしました
もちろん上記でも“学ぶ姿勢”は感じられますが、リハビリテーション職以外ではあまり興味を持たれませんし、イメージが付きにくいです。
特に手技、手法の名前を並べられても他職種からすると、どの程度のものかよくわからないので評価に困ります。
※さらに詳細は下部の“異業種転職の面接詳細記事”で!
二次面接以降でよく聞かれる質問(一部)
■質問1:他に受けている企業はありますか?
《回答例》
他に3社受けております。
しかし、御社を第一志望としています。
《ポイント》
複数社受けているのであれば、それは正直に伝えても問題ありませんし、むしろ転職の場合当たり前のことです。
加えて「御社が第一希望です」と必ず伝えましょう。(仮に自分の中で第一志望でなくとも)
また、第一志望と答えても、実際は辞退することも大いにあります。
もちろん、1社しか受けていないのであれば「御社だけです。」と答えて大丈夫です。
×NG例×
・他に2社受けていますが入社の際は検討します。
→第一志望者以外は基本採用されません。
・入社の確約はできませんが前向きに検討しています。
→上記と同じく第一志望者以外は内定は出ません。
また、企業も「確約の場」ではないことは承知なので第一志望で通しましょう。
■質問2:いつから勤務できますか?
《回答例》
内定を頂いて2か月後には入社できます。
その間、現職の引継ぎを行います。
《ポイント》
具体的な期間を明示することが重要です。
すでに退職している状態で、特に引っ越しなど必要ない場合は1か月以内が自然でしょう。
長くとも3か月以内が一般的です。
×NG例×
・現職と相談します。
→そもそも退職に時間がかかる可能性が残る
・内定から4か月です。
→一般的に長くても3か月以内が目安です
・未定です
→一旦、3か月以内で回答し内定受諾後に改めて相談するようにしましょう
■質問3:希望年収は?
《回答例》
未経験ということもありますので、具体的な年収希望はありません。
御社の規定に沿う意向です。
《ポイント》
理学療法士という医療・福祉の専門職から一般企業への転職ということもありますので、そもそも初めから高年収というのはあまり期待しない方が良いでしょう。
基本的には、求人票に記載してある最低年収からスタートになるでしょう。
×NG例×
・前職以上を希望する
→業界・企業によっては、初めから理学療法士以上の年収からスタートすることも珍しくないですが、基本的には未経験で実績もなく高年収を望む材料もないので企業の意向に従いましょう。
※さらに詳細は下部の“異業種転職の面接詳細記事”で!
選考基準や面接の質問を事前に知る方法!
転職エージェント経由で応募すると、事前に企業の選考基準や質問内容を知ることができます。
もちろん100%ではありません。
ですが、かなり高い確率で当たります。
ではなぜ、そのようなことが可能なのでしょうか?
その理由は、2つあります。
まず1つは、転職エージェントは事前に企業から“こんな人材が欲しい”と依頼されます。
そこで、エージェントは企業に詳細なヒヤリングして応募者を募ります。
なので、企業がどんな人物を求めているのかあらかじめ直接企業から聞かされているのです。
もう1つの理由としては、転職エージェントは合否問わず面接を受けた過去の応募者から、面接後に必ずヒヤリングを行います。
そこで、どんな雰囲気だったか?どんなことを聞かれたか?ということを応募者からヒヤリングします。
そして、各企業ごとに面接でどんな事を毎回質問するのかを把握します。
いわば、転職エージェントは“面接の過去問”を持っているようなものです。
なので、転職エージェント経由で応募するとほぼ正確な面接の質問事項を知ることができます。
利用できるものなら、利用したいところですね!
私も実際に応募した企業でも、二次面接ではその企業が運営する店舗に行ったことがあるのか?をほぼ必ず問われると、エージェントに言われ実際に面接の数日前に店舗に訪れました。
そして、二次面接ではやはりエージェントの助言通り「うちの運営する店に行ったことがあるか?」ということを聞かれた経験があります。
やはり転職エージェントは、数々の応募者を見届けているだけあってかなり正確な“面接の過去問”を持っています。
使わない手はないでしょう。
おすすめは、先ほど紹介した、
このうちから選択すればよいでしょう。
面接で良い切り返しができるワンポイント
あらかじめ答えをテンプレート化しておくことです。
面接では、緊張のあまり一度詰まってしまうと、その後もなかなかペースをつかむのが難しくなります。
ただし、先ほど紹介したようにほぼどの企業でも聞かれる質問や、事前にどのようなことを聞かれるのかを知ることができます。
これらの質問に対しては、絶対に自分なりに決まった答えを用意しておくべきでしょう。
これらの質問をされたときに、反射的に答えるくらいまでしっかり準備しておくとスムーズな切り返しができり良い印象を残すことができます。
一般企業へ転職Q&A
ここからは、理学療法士が未経験の職種への転職をするにあたって、よくある質問や疑問点をいくつか紹介します。
ぜひ、転職活動に生かしてください。
Q1.年齢は関係ある?30代、40代でも異業種転職は大丈夫?
転職できるかどうかでいえば、できます。
ただし、未経験で35歳以上となれば、求人はかなり絞られますし採用へのハードルも高くなる現実はあります。
なので、できるだけ早い転職活動をおすすめします。
Q2.今の職場になんて話すべき?
選考段階で、勤務先に話す必要はありません。
ただ、内定が出て入社する意思が固まった時には
「別にやりたいことがある」
「異業種に挑戦したい」
このように正直に話せば問題ありません。
Q3.転職活動をしようか迷っている…
結論、迷っているならとりあえず転職活動をしてみるべきです。
理由は、年を取るごとに未経験転職は難しくなります。
また、仮に内定が出ても入社する・しないは、その後決めれば大丈夫です。
転職活動は早いに越したことはありません。
Q4.転職活動に関して何からどう手を付けたらいい?
動き出せないのであれば、することはたった一つです。
転職エージェントに相談です。
転職サイトではなく、1人1人に担当者が付く転職エージェントです。
二人三脚で転職を進めることになるので、このような「何から…」という疑問・不安はなくなるでしょう。
先ほどもお伝えした通り迷ったらdodaの転職エージェントを利用するのがおすすめです。
実際、私も利用して内定を複数社貰いました。
Q5.書類選考がなかなか通らない…
経験業界に転職する場合でも、書類審査通過率は5~10%といわれています。
また、書類審査の方が面接よりも通過率が低くなっています。
未経験転職であれば尚更です。
まずは“書類選考とはこういうものだ”と割り切ることも必要でしょう。
とはいえ、通過しなければ内定どころか面接に進めません。
“未経験歓迎”の求人に10~15社応募して1社も通らないのであれば、狙う求人、もしくは書類の書き方に問題がある可能性も。
ハローワークや転職エージェントに一度添削してもらいましょう。
Q6.過去に何度も転職をしているけど大丈夫?
確かにプラスにとらえる企業は少ないでしょう。
しかし、(回数によりますが)必ずしもマイナスになるわけでもありません。
特に転職するごとにキャリアアップできている場合は。
重要なことは、各職場において前向きにな理由の転職動機を話すことができればよいでしょう。
ただ、書類選考で落選してしまう場合は、ご縁がなかったと思いましょう。
経歴詐称だけは絶対にNGです。
Q7.ブラック企業ってある?
世間一般でいわれている“ブラック企業”は存在します。
ただし、転職活動をする中で避ける方法というのもあります。
その方法とは“紹介を受けて応募する”ということです。
・ハローワーク
・転職エージェント
これらは紹介型の応募になります。
なので、事前に職場環境や詳細な条件を知って応募することができます。
また万が一、紹介を受けて入った会社がブラック企業だった場合紹介もとに報告しましょう。
また、
・面接で気になる点を聞くこと
・企業の口コミサイト転職会議で実際に働いていた方の口コミを確認する
このようなこともブラック企業入社を防ぐ手段です。
とはいえ、近年はブラック企業への風当たりも強いのでだいぶ数は減っています。
Q8.面接で退職理由は何と言えばいいでしょうか?
まずは、ポジティブな理由で転職を考えたことを伝えましょう。
たとえ、人間関係や給与、待遇の不満が第一の要因でもネガティブな退職・転職の理由を面接時に話すメリットはありません。
なので、
・新たな分野にチャレンジしたい
・コミュニケーションスキルを生かしたい
など、前向きな回答を心がけましょう。
Q9.オンライン面接が不安…
不安な場合、来社でも面接を打診しましょう。
それでも、募集企業側の都合によりオンライン面接となれば対応するしかないでしょう。
zoomであれ、meetであれスマホでも可能です。(できればPCがよいですが)
ただし、以下のことには注意しましょう。
・通信環境が安定している(Wi-Fi推奨)
・服装はスーツ
・外部の音が入らない静かな環境
この点を守ればオンライン面接は大丈夫です。
Q10.内定を辞退したいのですが大丈夫ですか?
内定が出てから辞退することはできます。
通常は、内定が出てから条件提示がなされますが、その際に折り合わない場合や他社から内定を受けてそちらに入社したい場合など。
ただし、一点注意すべきことがあります。
内定承諾書を提出後は、基本的に辞退することはできません。
なので、内定承諾書提出までにしっかり給与・年収など条件は確認しましょう。
理学療法士から他職種へ転職を成功させた事例紹介
このハードルの高い転職活動を経て、リハビリテーション職から一般企業へ転職した方々はどんな生活を送っていて、後悔していないのか?…気になりますよね。
そこで元・リハビリテーション職の方々の実際の声をご紹介いたします。
(リハビリテーション職から一般企業へ転職した、私の知人、友人、同窓生。理学療法士以外のリハビリテーション職の方も含みます。)
転職するまでの過程も大事ですが、それよりも実際に転職してどうだったのか?ということはさらに重要です。
実際に経験者の実体験を知ることで、どうやって転職したのか?ということも参考になりますし、また転職後の未来も想像できます。
経験者の声を聞いて、
「どんな会社に入って、どんな生活を送りたいのか」
を具体的に想像し、求人選びの参考にしてみてください。
後悔している?他職種へ転職した元・リハ職の声
一般企業へ転職をして、後悔をしているといった方はあまりいないようです。
あわせて、私の周りではリハビリテーション職に戻った、という事例もありません。
というのも、冒頭で解説したように理学療法士、リハビリテーション職を辞めたい一番の理由が“給与・年収”です。
一般企業のほとんどの場合、昇給のスピードが理学療法士、リハビリテーション職よりも早いです。
また、入社時は転職前と同じか、少し低いくらいの年収でも数年で追い越すことになります。
このように、一番の退職理由の“給与・年収”が改善されやすいことからも後悔している方も少ないのでしょう。
では実際に、リハビリテーション職から未経験で一般企業へ転職した方々の実際の声を紹介していきます。
■なぜ飲食業に?
学生の頃の居酒屋のバイトが楽しく、自分に合っていると感じたから。
病院で働いてみたが、雰囲気的に合わなかった。
■PTとどっちが大変?
PT。飲食業の方が勤務時間も長いが、合わない仕事をする方が大変だった。
■転職に苦労した?
基本的には、飲食業は人で不足なので対して苦労はしなかった。
■今後PTに戻る予定は?
特に考えていない。
■なぜPTから生命保険営業に?
一番大きな理由は、給料。
特に今の仕事は、インセンティブ(歩合)がつくので、PTより大きく稼ぐことができる。
■どうやって転職した?
転職サイトを利用して、面接を受けた。
今の仕事も、人と話すことが中心なので、PTの時のコミュニケーションスキルをアピールした。
■どちらが大変?
お金の面ではPT。
プレッシャーの面では今の仕事。
成績が悪ければ歩合が減るプレッシャーはPTでは感じることのない感覚。
■今後PTに戻る予定は?
稼げなくなったらすぐに戻る予定(笑)。
家族もいるので!
■なぜPTをやめた?
専門学校入学の18歳から29歳までリハビリテーションのことしか知らず、もっと世の中広く見なければと思い転職した。
■どうやって異業種転職した?
ハローワークで地道に探して、応募した。
■ほかにも受けた企業は?
確か4社くらい。記憶は不確か。
今の会社ともう1社受かったが、あとは書類選考で落ちた。
■今の仕事をこれからも続けていく?
今のところ、辞める予定もなく、PTに戻る予定もない。
「いつでもPTに戻れる」という安心感がポイント
仮に一般企業へ転職しようと国家資格は消えませんので、リハビリテーション職に戻りたいと思った時はいつでも可能です。
また、これが国家資格の強みでしょう。
リハビリテーション職から未経験の他職種へ転職するのは、歳を重ねごとにハードルは高くなります。
ある意味タイムリミットはあります。
一方、現状ではありますがリハビリテーション職の求人は年齢制限を設けていない求人が多く、一般企業よりもはるかに年齢に対して寛容です。
こういった後ろ盾があるからこそ、未経験の職種への挑戦がしやすいのでしょう。
なので、「一般企業への転職を考えているのだけれども不安…」という方は、この“いつでも戻ることができる”ということを心の支えにして一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
今日が人生で一番若い日ですよ!
理学療法士から一般企業へ転職のまとめ
これまで理学療法士、リハビリテーション職から未経験で異業種に転職する方法のまとめです。
- 現在、理学療法士免許を持っている人の1%以上が一般企業に属している。
- 給与・年収の低さ、伸びないことが一番の原因で退職を考える。
- そして、今後もPTの厳しい状況は続く見通し。
こういった背景もあって、理学療法士から一般企業へ転職を考えている人は増加し続けいている。
ただし、未経験転職はハードルが高く、また年齢を重ねるごとにさらにハードルが高くなる。なので、動き出すなら1日でも早く。
一般企業への転職は“求人探し”が超重要。
この“求人探し”で8割方、内定を貰えるか否か決まる。
おすすめの転職サイト・転職エージェントは以下の通り。
そして、迷ったらdodaを選べば問題なし。あわせてハローワークも活用できれば尚良し。
応募と同時に、まずは書類作成。必ず添削してもらうこと。
また、面接は転職エージェント経由で応募すると、事前に聞かれることを知ることもできる。
PTに戻るのはいつでもできます。
迷ったらまずは行動することが重要です。
皆さんがうまく転職できることを願って!