自分に合った転職サイトを選ぼう！
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“数ある転職サイトの中からどれを使えばいいのだろうか？”
“自分にあった転職サイトが知りたいです。”
リハビリテーション職専門の転職サイトは、現在多数あります。
しかし、それぞれに特徴がありまた、人によって使うべきものも違います。
どれを使うかで出会える求人や転職がスムーズにできるかなど大きく変わります。
また、選択を間違うと全く転職活動が進まない…ということも。
そこで今回は、
「自分の希望条件に合った転職先を見つけて、スムーズに転職したい。そのためには転職サイトの利用も検討しているけど実際自分にはどれがいいのだろうか？」
という理学療法士に向け、自分に合った転職サイトの選び方をお伝えします。
これを読み終えるころには、自分が使うべき転職サイトがはっきりするでしょう。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
理学療法士の転職サイトの選び方
現在、数多くのリハビリテーション職向けの転職サイトが存在します。
しかし、
「どの転職サイトがいいのか？」
…ということに関しては人それぞれです。
また、利用する転職サイトで、その後うまく転職できるかどうか大きく左右されることになります。
その理由としては、転職サイトごとに得意・不得意があります。
なので自分が思い描いている転職が、利用する転職サイトとマッチしなければ、なかなか転職活動が前に進まない状況に陥ってしまいます。
その1例として、転職サイトごとに異なるサポート地域。
※サポート地域≒取り扱い求人の地域
“全国サポート”を謳っている転職サイトは複数ありますが、実はその中でも各サイト、得意とする地域、そうでない地域があります。
例えば…
《例》関西で転職を考えている場合
■全国サポートを謳っている“転職サイト：A”
同じく、
■全国サポートを謳っている“転職サイト：B”
どちらを利用するか悩んでいるとき、どちらも全国サポートなので後は、
- 口コミや実績
- 知名度
これらを見て、どちらを利用するか決める方が多いでしょう。
しかし、この“全国サポート”でも、
“転職サイト:A”は、全国の中でも関西圏に特に強く、転職サイト:Aでしか扱っていない関西の求人を数多く抱えている。
一方で、
“転職サイト:B”は、全国の中でも関東・首都圏に強く、転職サイト:Bでしか扱っていない関東・首都圏の求人を多く抱えている。
なので、関西で理学療法士として転職を考えているのであれば、同じ全国サポートの転職サイトでも、まずは“転職サイト:A”を利用を検討すべきです。
このような違いは実は結構あります。
サポート地域だけではなく、求人内容など。
知名度や口コミ、実績で決めるのももちろん大事です。
が、まずは各転職サイトの違いを知っておいた方が良いでしょう。
とはいえ、なかなか違いが分からない…
多くの場合、登録・利用して初めてわかることがほとんどです。
先ほどの《関西で転職を考えている場合の例》のように各サイト“全国サポート”までは一見してわかることも多いです。
しかし、その詳細までは記載されていることがほとんどありません。
いざ、登録利用してみて
- 意外と自分の探している地域の求人が多くない
- 思ったような求人がない
…など、このようなことが結構あります。
特に、リハビリテーション職向けの転職サイトにはこのような傾向が多いように感じます。
現時点で、リハビリテーション職向けの転職サイト全体の問題点と言えます。
なので、理学療法士として転職サイトを利用しようとしたとき選び方に迷う方が多いのです。
そこで、ここからは各転職サイトの特徴を紹介しつつ、最終的に自分が【使うべき転職サイト】が分かるように解説していきます。
第一にサポート地域 ※最重要
皆さん転職希望地域があると思います。
九州内、東京、兵庫県…などなど。
自分が転職したい地域がサポート外になっている転職サイトはまず除外してください。
まず、これが転職サイトの選び方で最重要になるところです。
サポート地域外の転職サイトを利用すると多くの場合、登録した後に担当者から「求人がない」と言われます。
“登録損”状態になってしまいます。
たとえ、どんなに口コミや評判が良くても。
なので、まずこの部分は絶対に外さないようにしてください。
各リハ転職サイトのサポート地域
 PTOT人材バンク | 全国、特に関東、関西、中部などの都市圏が得意、東日本より強い |
|---|---|
| PTOTキャリアナビ | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、京都のみ |
| マイナビコメディカル | 全国、特に関東、関西、中部、近畿、中国など西日本よりが得意 |
| リハのお仕事 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府のみ |
| MC介護のお仕事 | 全国、特に九州、四国、東北、北海道が得意 |
| ケアキャリ | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、愛知県、岐阜県、三重県のみ |
| PTOTSTワーカー | 全国 |
※スマホで見にくい方はズームで見てください
上記の表や図を参考に、転職希望先に応じて利用する転職サイトを選びましょう。
()内は、サポート対象にはなっているものの、優先順位の低いという意図があります。
また、()内に記載されている転職サイトを利用しても、転職活動に支障をきたすものではありません。
同じ地域でも転職サイトごとに違う求人が掲載されている？
他では扱っていない求人もあれば、ハローワークを含め他の複数の転職サイトでも扱っている求人もあります。
どの転職サイトに掲載するか、ハローワークに掲載するかは病院や施設によります。
なので、ハローワークや各転職サイトごとに違いが出てきます。
このことから、同じ地域内でも
- ハローワークに掲載されている求人
- 1つの転職サイトにしか掲載されていない求人
- ハローワークや複数の転職サイトに掲載されている求人
このような状況は至って普通にあります。
第二に目的別
対象地域を選択したら、次に目的別、どういった転職をしたいか？という視点で転職サイトを選びます。
各転職サイトごとにサポート地域の差はありますが、掲載している求人の内容にも特徴があります。
これを決めることによって、ご自身の地域の対象となっている転職サイトの中から、さらに「どの転職サイトを使うか？」が見えてきます。
目的別：転職サイトの特徴
※各目的で重なる転職サイトもあります。
年収UP重視なら…
とにかく年収UPにこだわりたいのであれば上記4つがおすすめです。
その理由といたしましては、この4つのサイトは特に非公開求人の保有数が多いからです。
また、介護保険分野の理学療法士の給与水準は高い傾向にあります。
その中でも特にMC介護のお仕事は介護分野に特化しており、かつ独自の非公開求人が多い転職サイトとなっています。
非公開求人とは、誰でもは応募することができない“プレミア求人”です。
その中身は、
- リハ室新設の立ち上げメンバー
- 管理職または、補佐役の求人
などの募集が多く、年収500万円の求人などザラにあります。
なので登録後、担当者には「新設の求人」「管理職・中間管理職」の希望を伝えると良いでしょう。
注)必ず非公開求人を紹介してもらえるわけではありません。
すぐに転職先を見つけたい！
目安：1～3か月以内に転職を完了させたい方は、上記3つがおすすめです。
この3つの転職サイトの強みは何といっても「取り扱い求人の数」です。
すぐに転職したい方にとって“求人数”は生命線です。
なので、早めの転職を行いたい方はぜひこの2つを検討してみてください。
では、この3つの転職サイトはどのくらいの求人数が掲載されているのでしょうか。
＞＞マイナビコメディカル
常時取り扱い求人数：非公開、数万件
＞＞PTOTSTワーカー
常時取り扱い求人数：約38,000
＞＞PTOT人材バンク
常時取り扱い求人数：約30,000
このように、リハビリテーション職向けの転職サイトの中ではかなり多くの求人数を取り扱っています。
選択肢も多く、また応募できる求人も多いということになります。
職場環境重視！失敗しない転職
この2つは、先ほどの「すぐに転職先を見つけたい！」で紹介したような転職サイトよりは求人数が少ないです。
その代わり、
- 初めての転職で何からすればいいのか分からない
- 失敗しない転職をしたい
- じっくり時間がかかっても見極めながら
という方には非常にマッチした転職サイトとなっています。
まず、この3つの転職サイトの共通点は「サポート地域が限定されている」ということです。
また、リハビリテーション職向けの転職サイトとして決して大手ではないです。
なので、求人数が全国規模の転職サイトを比べると多くはないです。
その代わり、利用する理学療法士も多くはなく、かなり手厚いサポートが期待できます。
実際この3つの強みは他にはない“サポート力”です。
例えばPTOTキャリアナビは担当するコンサルタントが、10年以上医療・介護の現場を経験されて方で構成されており業界のことを熟知しています。
なので、転職の手順はもちろん、
- 各求人の職場環境
- 履歴書、職務経歴書の書き方のポイント
- 面接でのポイント
など細やかに教えてもらえます。
このように、この3つの転職サイトは、転職活動に不安を抱えている方には優しい転職サイトとなっています。
介護保険分野に特化した転職
他の転職サイトも介護保険分野の求人はあります。
しかし特にこの2つは特化した転職サイトなので、介護保険分野の理学療法士の求人を探しているのであれば優先して利用を検討してみましょう。
他の転職サイトにも介護保険分野の求人がある中、介護特化型の転職サイトを使う最大のメリットとしては「ほかには掲載されていない独自の求人」が多いことです。
中でもケアキャリは、機能訓練士の求人に特化して、比較的給与水準の高い求人が多いです。
もちろん、他の転職サイト、求人サイト、ハローワークにも掲載されていない求人が多数あります。
目的が複数あるのだけれども…
必ずしも、1つの転職サイトで複数の目的が果たせない、ということはありません。
※複数サイト利用については後ほど。
あくまで、これまで挙げた各事例は各サイトの「強み」であって、その他の目的が必ずしも達成できないわけではありません。
例えば…
《3か月以内に介護保険分野に転職をしたい場合》
この場合、【PTOT人材バンク】と【MC介護のお仕事】のどちらを利用しようか迷う方も多いでしょう。
結論、どちらか一方だけを使っても目的は達成することは不可能ではありません。
しいて言えば、求人数の多い【PTOT人材バンク】をおすすめします。
【PTOT人材バンク】にも介護保険分野の求人はあります。
また、【MC介護のお仕事】も担当者に「3か月以内で」と伝えればそれなりに動いてもらえます。
全ての転職サイトに共通しますが、登録すると担当者が付きます。
なので、サポート地域を外すことがなければ一応はどの転職サイトでもできる限り希望する転職に向かってサポートしてもらえます。
よって、優先順位をつける一つの目安にしてもらえればと思います。
ただここで、
「どちっかに絞らず、どっちも使ったらダメなの？」
という、疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
転職サイトの複数利用については次の項目で…
複数利用もOK
結論、複数の転職サイトを並行して利用しても問題はありません。
むしろ、転職では有利に働きます。
先ほどもお話しした通り、各サイト強みがあります。
また、転職サイト独自の求人もあります。
もちろん、1つの転職サイトで転職は可能ですが、以前からお伝えしている通り転職は“情報量”です。
人生にそう多くはない転職という決断において、慎重に行動したいものです。
そのためにも、複数利用することはむしろ有利に働きます。
また、必ずしも転職サイトを複数利用でなくても構いません。
転職サイト+ハローワークという組み合わせもアリです。
中には、2つの転職サイト+ハローワークでの情報収集をして転職を成功させた理学療法士の方もたくさんいらっしゃいます。
- 転職サイト自体初めて利用する
- ちゃんと使いこなせるか不安
このような方がほとんどだと思います。
なので、無理していきなり複数を同時並行利用はする必要はありません。
ただ、先ほどからお伝えしている通り、転職は人生においてそう多くはない機会ですし“情報量”が多い方が有利だということは認識しておいた方が良いでしょう。
ただし、気を付けておきたいことも…
複数利用のカギは【転職軸】
はじめに、自分はどんな転職がしたいのか、もっと言うと
- 最低限譲れないこと
- 妥協できる条件、またどこまで妥協できるか
- 理想の条件
このような、自分の転職の指針となる“転職軸”を明確に持つことで、自分にとって最適なものを選択できるようになります。
特に複数の転職サイトを同時に利用していると、思わず「自分が今回の転職で求めていること」を忘れがちになります。
そして、有利になるはずの“情報量”がかえって迷いを生むことになってしまいます。
いわゆる“多すぎてor迷って選べない”という状態です。
複数の転職サイトを利用していると、
- 求めていた条件とは異なるが魅力的に見える求人
- 思いもよらない非公開求人の紹介を受ける
このようなことがよくあります。
ここでしっかりとした【転職軸】を持っていないと“迷い”を生み、中には転職してしまった後に後悔する方もいらっしゃいます。
例えば…
「これまで残業や休日出勤などが多かったので、年収は多少下がっても転職してライフワークバランスがとれるようになりたい！」
このように考えて、いざ転職活動をはじめた後に
【残業時間月平均40時間でこれまでより少し多いが、年収がこれまでの1.5倍の管理職求人】
このような、求人を見て意外と多くの方が
「プライベートが欲しかったけど、年収が1.5倍なら…」と迷いだします。
まだ、迷うだけならいいのですが、実際転職して後悔するケースも…
文字で見ていると、
「自分は大丈夫！」
「そんな簡単にブレる？？」
なんて、思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、転職活動をスタートしてこのような状況に陥る方は、実際に少なくありません。
なので、しっかりと【転職軸】をもって情報量を武器にしていきましょう。
【転職軸】を持っておけばいくつ利用してもOK？
最大でも、
【転職サイト2つ+ハローワーク】
が良いでしょう。
ハローワークの場合、ハローワーク側から求人紹介を積極的にされることはありません。
しかし、転職サイトの場合、希望条件に合っていると思われる求人が出されると、転職サイト側から連絡が来ます。
その時3つも4つも掛け持ちしていると、慣れていない方は管理が大変になるのではないかと思います。
どのサイトから、どの求人が紹介されたか、しっかり覚えていなければなりません。
もちろん、各転職サイトともに管理画面で管理はできます。
いくら転職は“情報量”とはいえ、自分の中で処理しきれないほどの情報量は、あまり意味をなしません。
また、ご自身で処理できないだけならいいのですが、管理できず最悪の場合、
“転職で絶対やってはいけない禁忌事項”
に、触れてしまうことも…
転職サイト利用でコレは禁忌事項
絶対にやってはいけないこと、それは2つあります。
- 同じ求人に複数サイトから応募
- 病院・施設に直接連絡
この2つをしてしまうと最悪の場合、利用停止になります。
その理由としては、
- 同じ求人に複数サイトから応募
→病院・施設側にも転職サイト側にも迷惑がかかる - 病院・施設に直接連絡
→転職サイト側に迷惑がかかる
具体的に言えば…
同じ求人に複数サイトから応募
病院・施設側からすると、同一人物と思われる人から複数回応募が来ることになるので混乱します。
また、しっかり管理できていないと思われることも…
また、仮に採用されたにしても、どの転職サイトから紹介された人物かはっきりしません。
どの転職サイトの実績となるのかということで、転職サイト間で問題になります。
病院・施設に直接連絡
転職サイトのサポートを無料で受けることができるのも、転職サイトが病院や施設に理学療法士(求職者)を仲介し、その対価を病院・施設から受け取ることで成り立っています。
また、ハローワーク経由にしても通常、ハローワークの紹介状なしに応募はあり得ません。
なので、病院・施設側からしても
“直接連絡してくる＝常識がない”
と、思われかねません。
転職者側からすると、大したことのないように思えますが、転職においては絶対にやってはいけない事項です。
《早見表》選び方と各公式サイト
【選び方早見表】
| 年収重視 | すぐに転職 | 職場環境重視 | 介護分野 | |
| 北海道 | PTOT人材バンク MC介護のお仕事 PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク | MC介護のお仕事 |
| 東北 | マイナビコメディカル MC介護のお仕事 PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク | MC介護のお仕事 |
| 関東 | リハのお仕事 マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | PTOTキャリアナビ | ケアキャリ MC介護のお仕事 |
| 中部近畿 | PTOT人材バンク MC介護のお仕事 PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | ケアキャリ | ケアキャリ MC介護のお仕事 |
| 関西 | リハのお仕事 マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | PTOT人材バンク マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | PTOTキャリアナビ | PTOT人材バンク PTOTキャリアナビ |
| 四国 | マイナビコメディカル MC介護のお仕事 PTOTSTワーカー | マイナビコメディカル PTOT人材バンク PTOTSTワーカー | マイナビコメディカル PTOT人材バンク | MC介護のお仕事 |
| 中国 | マイナビコメディカル MC介護のお仕事 PTOTSTワーカー | マイナビコメディカル PTOT人材バンク PTOTSTワーカー | マイナビコメディカル PTOT人材バンク | MC介護のお仕事 |
| 九州沖縄 | マイナビコメディカル MC介護のお仕事 | マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | マイナビコメディカル PTOTSTワーカー | MC介護のお仕事 |
【各転職サイトの公式サイト】
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